LIFE 暮らしを楽しむグッドな情報
青果ミコト屋の旬野菜レシピ 「九条ねぎの中華スープ」と「納豆ねぎせんべい」
皆さまいかがお過ごしですか?箱庭編集部の祥子です。
すこしゆとりを持てる週末の時間、からだとこころを楽しみながら自然に整えることを目指して生まれたコーナー『週末からだ時間』。
第一回目は、旅する八百屋「青果ミコト屋」さんに、オーガニック野菜についてお話をお伺いしましたね。自然に寄り添って、季節ごとの旬の野菜を楽しむことってとってもクリエイティブなことだなあと感じました。
さらに旬の野菜のことを知って、おいしくする方法が分かれば、野菜と触れ合う毎日はもっともっと楽しくなるはず!
そこで今週から、旬野菜を使った青果ミコト屋さんのオリジナルレシピを、季節ごとにご紹介していきます。
今月の旬野菜はお料理のアクセントにも欠かせない、ねぎ。
ぜひこのレシピを参考に、季節の味わいを楽しんでみてくださいね。
旬の野菜 ねぎの楽しみ方
寒空の下、みちっと巻いた白い渦に、たっぷりの甘みと香りを蓄えたネギは冬野菜の代名詞的存在。大きく分けて、根元の白い部分を食べる「根深ネギ」と、葉の部分を食べる「葉ネギ」があります。
「根深ネギ」は、主に関東で食べられてきたネギで、一般には「長ネギ」「白ネギ」と呼ばれ、土寄せをして日に当てず、白い部分が多くなるように育てられます。独特のにおいがあり、生食すると辛みがありますが、じっくり火を入れると甘くとろりとした口当たりになります。
一方、関西で多く食べられてきたのが、土を盛らず日光に当てて育てる「葉ねぎ」です。とはいえ、最近では地域を問わず、料理によって使い分けるようになっています。今回お届するネギは、「葉ネギ」系の九条太ネギ。甘みの白と、辛みの緑がバランスよく楽しめるネギです。
ネギは、下から上に向けて辛みが強くなります。また繊維に沿って「縦」に切ると、甘みが出て、繊維を断って「横」に切ると、辛みや香りが引き立ちます。また引き切りすれば、繊維に優しくスッキリとした甘みが楽しめ、押し切りすると、繊維がつぶれて辛みが際立ちます。料理や部位によって、食べ方や切り方を変えてみてください。
九条ねぎの中華スープ
白油スープ風のシンプルなスープです。とろとろになった九条ねぎのうまみをお楽しみください。
材料
・九条ねぎ(太) 2本
・えのきだけ 50g
・生姜 1/2片
・ごま油 大さじ1
・昆布出汁 3カップ
・塩 小さじ1と1/3
・酒、みりん 各大さじ2
・しょうゆ 小さじ1/3
・糸とうがらし 適量
作り方
① ねぎの白い部分を5cmの千切りする。緑の部分は斜めにスライスする。
しょうがは千切りする。えのきだけは石づきを落としてほぐす。
② 鍋にごま油をひき、生姜とねぎを入れる。ねぎがくたっとしてきたら、
えのきだけをいれて軽く炒め、昆布出汁と塩、酒、みりんを入れて、中火にかける。
煮立ったら弱火にして1〜2分ゆでる。
しょうゆをたらして味を見て、物足りなければ塩(分量外)を適宜加えて調整し、器に盛って、糸とうがらしをちらす。
納豆ねぎせんべい
焼くことでぐんとおいしくなる九条ねぎを納豆を使って手軽なお焼きに。おつまみとしてはもちろん、小腹がすいたときなどにも。
材料
・九条ねぎ(太) 1本
・納豆 1パック(40〜50g)
・しょうゆ 小さじ2
・ちりめんじゃこ 大さじ3
・小麦粉 大さじ1と1/2
・水 大さじ1と1/2
・ごま油 大さじ1
作り方
① 九条ねぎは小口切りする。
② ボウルに、納豆、しょうゆ、万能ねぎ、ちりめんじゃこを入れてよく混ぜ合わせる。
別のボウルに小麦粉と水を入れ、軽く溶きながら、納豆が入っている方のボウルに注いで全体をよく混ぜ込む。
③ フライパンにごま油をひき、②を大きめのスプーンで3 等分にして、丸く広げ、弱めの中火で両面焼いて器に盛る。
お好みで七味をふっていただいても。
旬の野菜が楽しめる宅配便
青果ミコト屋さんでは、旬のおいしい野菜や果物の宅配便を行っています。
今回ご紹介した旬の野菜を使ったオリジナルレシピや野菜の歴史、保存方法も、すてきな冊子として野菜に添えられます。
こだわりと愛情がたっぷり詰まった、その季節ならではの野菜や果物をぜひ味わってみてください。
自然のリズムに寄り添っているので、天気や畑の状況によって内容は変わります。
こちらは旬のねぎが入った定期便のLサイズ(2月13日発送分)
※果物は「あるとき果物セット」を、たまごは「たまご便」を注文の場合のみ
最新の野菜セットの内容はこちらから
青果ミコト屋
公式Webサイト:http://micotoya.com/
Facebook : https://www.facebook.com/micotoya
Instagram:https://www.instagram.com/micotoya/
Photo:Masahiro “Lai” Arai(定期便の写真を除く)
recipe:マツーラユタカfrom つむぎや
styling :ミスミノリコ