青果ミコト屋 宅配 レシピこんにちは!箱庭編集部の祥子です。

すこし余裕を持てる週末の時間、からだとこころを楽しみつつ自然に整えることを目指して生まれたコーナー『週末からだ時間』。

旅する八百屋「青果ミコト屋」さんの旬野菜のレシピ連載で今回ご紹介する旬野菜は、まさにこのコーナーにぴったりの「健康草」とも呼ばれるクレソンです。

このレシピでクレソンをたっぷり食べて、こころとからだをすこやかに整えていきましょう!

青果ミコト屋 宅配 レシピ

旬の野菜 クレソンの楽しみ方

青果ミコト屋 宅配 レシピ「クレソン」という言葉自体はフランス語で、英語では「ウォータークレス」、和名だと「オランダからし」。健康草と呼ばれるほど栄養価が高く、遥か昔、紀元一世紀のギリシャの書物にもその薬効が書かれ、「クレソンを食べて知恵を得よ」という言い伝えがあるそうです。

原産は中部ヨーロッパで、日本に持ち込まれたのは明治初期だといわれています。日本に在留した外国人が野菜として持ち込んだのが最初で、外国人宣教師が各地に持って歩き、その強い繁殖力で、各地の山間部や河川に広がったそうです。そういえば、映画「風立ちぬ」でも、ドイツ人カストルプが山盛りのクレソンサラダを食べてたのが印象的でした。

食べた時に感じる、あのピリッとした独特の辛味は、大根やわさびにも含まれる「シニグリン」という成分。この辛みは細胞が壊れることで生成します。クレソンもしっかり噛んで食べることで、程よい辛みと刺激を楽しむことが出来ます。

クレソンには食欲を増進させたり、消化を助ける働きがあり、脂肪の多いステーキなどの付け合わせにするのは、とても理にかなっています。また、この辛みは加熱することで穏やかになり、苦みや爽やかな香りが引き立って、また違った魅力を楽しむことが出来ます。

栽培ものは年間を通じて市場に出回りますが、野生もののクレソンは3~5月が最も色鮮やかで柔らかく味わいも格別です。初夏から夏になると茎も太くなり、硬くなっていきます。やはり春が旬の野菜ですね。

苺とクレソン、生ハムのサラダ

青果ミコト屋 宅配 レシピ苺からしみ出た果汁がドレッシングがわりに。食感のアクセントにくるみなどを加えてもおいしいです。

材料

・いちご 5 個
・生ハム 3枚
・クレソン 100g
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・粗挽き黒こしょう 適量
A
・はちみつ 大さじ1/2〜1
・白ワインビネガー 大さじ1
・塩ひとつまみ

作り方

①ボウルに苺を入れ、Aを順に加えてその都度あえる。そのまま10分ほどおき、苺から水分を引き出す。生ハムは食べやすい大きさにちぎる。
②ボウルにクレソンと生ハムを入れて、オリーブオイルを回しかけ、塩をふって軽く混ぜ、①の苺を汁ごと加えてよくあえる。

クレソンと牛肉の炒め物

青果ミコト屋 宅配 レシピクレソンは火の通りが早いので炒め過ぎないのがコツです。

材料

・牛肉(切り落とし) 150g
・クレソン 60g
・長ねぎ 1/3本
・しょうが 1片
・油(菜種油、米油、サラダ油など) 大さじ1
・粗挽きこしょう 適量

下味
・酒 大さじ1/2
・塩、こしょう 各少々
・片栗粉 小さじ1/2〜1
ナンプラーたれ
・ナンプラー 小さじ2
・砂糖 小さじ1/2
・酒 大さじ1/2

作り方

①牛肉は食べやすい大きさに分け、下味の材料をふり、片栗粉をまぶしつける。
②クレソンは水にさらしてシャキッとさせ、水気をきって4~5cmに切る。長ねぎは斜めにスライスにする。しょうがはみじん切りする。ナンプラーたれの材料を混ぜ合わせておく。
③フライパンに油をひき、しょうがを入れて弱火で熱し、香りが立ったら中火にして、牛肉を入れて炒める。肉の色が変わったら強火にして合わせておいたナンプラーたれを回し入れる。ざっと混ぜ、クレソンを加えて、軽く炒めたらすぐに火をとめ、 予熱を通しながら混ぜる。粗挽きこしょう少々をふって器に盛る。
青果ミコト屋 宅配 レシピ

旬の野菜が楽しめる宅配便

青果ミコト屋さんでは、旬のおいしい野菜や果物の宅配便を行っています。
こだわりと愛情がたっぷり詰まった、その季節ならではの野菜や果物をぜひ味わってみてください。

青果ミコト屋 宅配 レシピ自然のリズムに寄り添っているので、天気や畑の状況によって内容は変わります。
こちらは旬のクレソンが入った定期便のLサイズ(4月3日発送分)
※果物は「あるとき果物セット」を、たまごは「たまご便」を注文の場合のみ青果ミコト屋 宅配 レシピ今回ご紹介した旬の野菜を使ったオリジナルレシピや野菜の歴史、保存方法も、すてきな冊子として野菜に添えられます。

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