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都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごす。東京都庭園美術館にオープンした「Restaurant du Parc(レストラン デュ パルク)」
こんにちは。箱庭編集部のみさきです。
今日は、東京に新しく生まれた素敵なレストランをご紹介したいと思います。2018年3月21日に東京都庭園美術館にオープンしたばかりの「Restaurant du Parc(レストラン デュ パルク)」です。
旧皇族・朝香宮夫妻の元邸宅であるアールデコ様式の本館や、2014年に設立した新館、緑豊かな庭園、そして以前箱庭でご紹介した2つのミュージアムショップなど、展覧会以外にも魅力的なポイントがたくさんある東京都庭園美術館。
きっと新たに出来るRestaurant du Parcも素敵にちがいない!と、箱庭編集部はオープン前から楽しみにしていました。
緑あふれる“公園のレストラン”でゆったりとした時間を楽しむ
Restaurant du Parc(レストラン デュ パルク)は、フランス語で“公園のレストラン”という意味です。レストランは美術館の門を入ってすぐのところにあるにも関わらず、まわりには緑があふれていて、まるで森の中にいる気分になります。
店内に入り、まず驚くのは窓いっぱいに広がる素晴らしい景色!外の景色が見えるよう、建物の東側は全面ガラス張りになっています。
春は、枝垂桜をはじめとした桜を眺めながらお花見をしたり、秋は紅葉狩りをしたりと、常に四季を感じられます。夜になると本館と西洋庭園がライトアップし、幻想的な風景を楽しむことができるところも素敵です!
素晴らしい景色に驚くばかりでなく、建物の素敵なデザインにも注目してみましょう。
庭園美術館の自然豊かな庭にマッチするようにつくられた建物には、年齢を問わず、多くの人にゆったりとした食事の時間を楽しんでもらいたいという想いが込められています。
バリアフリーに力を入れた店内は、ベビーカーや車いすでも楽々通れるような机や椅子の配置になっていて、週末はファミリーで食事にいらっしゃる方も多いそうですよ。
ちなみに、西日が差してもまぶしくならないようにするために、屋根のこう配が計算されているそう。そうしたお店を訪れた方に素敵な時間を過ごしてもらうためのこだわりが、心地よい空間を創り出しているんですね。
ここが東京であることを忘れてしまうくらい、自然を感じられるとても落ち着く空間でしたよ~。
自然の豊かさを表現した、旬を楽しむメニューの数々の一部をご紹介!
Restaurant du Parcは、基本的にフレンチのメニューが豊富なお店。ランチとディナーはコース仕立てのメニューが用意されていますが、午後2時から5時のカフェタイムはドリンクだけでも利用できるので、いつ訪れてもお店を楽しむことができます。
お料理は自然の豊かさを表現したメニューが特徴で、その時期に採れる旬な食材がたくさん使用されています。シェフにお話をうかがうと、取材時は春ということで新芽をイメージした淡い緑をお料理に取り入れたメニューが多いとおっしゃっていました。
ここからはシェフによる庭園美術館らしさがたっぷりつまったディナーのメニューを、写真とともにちょっぴりご紹介します!
鶏のバロティーヌと春キャベツのナージュ仕立て
鶏肉を味付けして挽肉状にしたものをもも肉で棒状に巻き、香ばしく焼いたバロティーヌは、一口食べるとぷりっとした食感と口の中に広がる肉の旨味がとっても美味しい一品です。
鮮やかな緑は、春キャベツにアサリの出汁を使ってキャベツの甘味をうつしこんだスープ。庭園らしく、アマランサスという葉っぱが添えられていて、彩りが綺麗です。
鴨むね肉のグリエと鴨コンフィのコロッケ ジュのソース
ちょっぴり和を感じる素敵なお皿に盛りつけられているのは、炭火で焼いた鴨のむね肉と、鴨のもも肉をコンフィにしたものをジャガイモと混ぜ揚げたコロッケと、旬の野菜。お皿に添えられているのは人参のピューレで、一緒に食べることで肉の旨味と合わさり、より一層美味しくなります。
旬の野菜は、こごみという山菜や、はまぼうふう、あわび茸など普段あまり食べる機会がないものばかり。野菜の中でも山菜を多く使うことで、より日本らしく、緑の生い茂っている感じを表現しているんだとか。ちなみにくるんと巻きがある黄緑色の野菜がはまぼうふうで、切り込みの入れ方と水に戻すことでこの巻きを作っているそうです!
味が美味しいことは勿論、食べる人がお料理を見た時にこの野菜はなんだろう?とか、どうやって調理しているんだろう?とか、好奇心くすぐられるのって良いですよね~。
これから夏に近づいていくにつれ、メニューもチェンジしていくようです。
Restaurant du Parcはドリンクメニューも豊富で、特にワインは価格が抑えめなものが多いので、ぜひ食事と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
ランチは、早めの時間にお店へ!
Restaurant du Parcはまだオープンしたばかりということもあり、特にランチタイムは混みあっているそうで、ゴールデンウィークの期間はなんと開店の時点で50人待ちという日もあったようです!
満席の場合は順番待ちのリストに記入すれば、席が空き次第電話で連絡していただけるので、先にレストランに来てリストに記入したあと、美術館を楽しむのがおすすめです。レストランでランチを食べたい!という方は、早めの時間にお店に訪れましょう。
庭園美術館の持つ魅力を活かし表現したとっても素敵なRestaurant du Parc。ぜひ行ってみてください~!
Restaurant du Parc
住所:東京都港区白金台5-21-9
営業時間:
ランチ 11:00〜14:00(ラストオーダー)
カフェ 14:00〜17:00 (カフェ営業終了)
ディナー 17:00〜20:00 (ラストオーダー) ※22:00閉店
電話番号:03-6456-4929
定休日:毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は営業、翌日振替定休)、年末年始(※美術館休館日に準ずる)
URL:https://www.museum-cafe-restaurant.com/duparc
※ランチ営業は混みあった場合、早い時間に受付を終了する場合あり
※ランチは平日のみ予約可能。ディナーは全日予約可能。