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こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
普段使い用に、特別な日のために、とついつい集めてしまうアクセサリー。
今日はそんなアクセサリーコレクションに加えたい、自然素材を使った素敵なジュエリーブランド「su Ha」(スハー)をご紹介したいと思います。

命あるものから生まれた素材の魅力を引き出したジュエリー

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「su Ha」は貝や石、木など実際に森や海から取り出した生物起源の素材をジュエリーに使用しています。ひとつひとつの素材は自然由来のありのままの姿で不揃いに見えますが、それらを削り磨き上げることで内に秘められていた美しさが引き出され、唯一無二の有機的なジュエリーへと生まれ変わるんです。
植物や動物たちの息づかいを感じられるような「su Ha」のジュエリーは、まるで小さな命を身につけているかのように温かく、確かな力に満ちています。

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ブランドを手がけているデザイナーの伊藤陽子さんは、元家具職人さんでもあります。ものづくりで親しんできた自然素材の美しさを、 より自由に小さなプロダクトに凝縮したいとの想いから「su Ha」を立ち上げたそう。
素材を知り尽くした伊藤さんは5年かけて国内外を周り、産出場所へ直接足を運ぶことで、誰のフィルターもかかっていない原素材に触れてきました。独自の価値観によって、そこに新しい魅力と発見を見出したからこそ「su Ha」には地域由来の表情豊かなジュエリーが揃っているんです。

それでは、気になったアイテムをいくつかご紹介していきます。

光を透かす“’to cosmos’ 松のフープピアス”

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こちらは “’to cosmos’ 松のフープピアス”。隠岐の島の海岸沿いにある百年生の松山で採取される肥松の枝を使用しています。

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肥松が命を繋ぐために蓄えてきた樹脂分には透過の性質があり、陽にかざすと透明感あふれる木肌が出現。緻密で美しい年輪と、自然の形のままの不揃いな輪郭からは一点ものの存在感を感じます。
実は隠岐の島の松山は、1975年ごろから松くい虫の被害を受けて壊滅状態に陥ったそう。倒木や松くい虫の被害により幹が朽ちても、病原菌に強い松脂に守られて形を残したこの松の枝からは強い生命力を感じられますね。

職人さんの手仕事がつなぐ“’ONION’ たまねぎのネックレス”

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続いては“’ONION’ たまねぎのネックレス” 。
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曲鉋(くせがんな)とよばれる手工具を使って、ろくろ職人さんが一粒一粒を削りだして生み出したたまねぎ形のウッドビーズ。なんと、このたまねぎのような形に合わせて刃物を作り、鉋台を仕立てているそう。
丁寧に木地を磨き上げ、ガラスコートを施した後は、真珠を紡ぐ職人さんが、木肌の色に合わせた絹糸を選び、一粒ごとに結び目を作るオールノットで丁寧に連ねていきます。金具は色合いの深いK18を組み合わせることで上質な仕上がりに。日本の樹木から作ったウッドネックレスは、日本人の肌色にとても良く馴染んで、大ぶりながら上品な存在感になっていますよ。

まるで鉱石のような輝き“’UNKEI’ あめ玉のロングピアス”

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最後にご紹介するのは“’UNKEI’ あめ玉のロングピアス”です。
使用しているのは岩手県久慈産の琥珀。8500万年前の地層から掘り出される、南洋杉の樹液の化石です。琥珀の原石をあめ玉のように磨きあげることで、柔らかい光を受けて輝いています。加熱処理や再生処理を施していないので、自然のままの色合いが美しいピアスになっているんです。

こちらは、琥珀を採掘する久慈の坑道の様子です。Instagramでは1つ1つの素材やジュエリーに込められたあたたかいストーリーやプロセスが紹介されています。
そこにまつわる背景からジュエリーを選べる体験ってなんだか新鮮。物語を知るとより一層愛着を持てそうですよね!

自分へのご褒美に!

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いかがでしたか?
今までにない、命あるものから生まれた素材を活かしたアクセサリーの数々。
今回ご紹介したもののほかにも、「su Ha」には魅力的な想いの込められたアイテムがまだまだあるんです。
気になる方はチェックしてみてくださいね〜!