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こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
お天気の読めない梅雨の季節。家で過ごす時間が増えたという方も多いのではないでしょうか?今日ご紹介するのは、そんなお部屋時間のお供にぴったりな本『NO BOOK NO LIFE -Editor’s Selection- 編集者22人が本気で選んだ166冊の本』です。

日頃から本に向き合う編集者がセレクトしたとっておきの166冊

『NO BOOK NO LIFE -Editor’s Selection- 編集者22人が本気で選んだ166冊の本』は、タイトルにある通り、出版社やフリーランスで活躍されている22人の編集者が選び抜いた166冊の本をインタビュー形式で取り上げて、まとめた一冊。「クシャクシャになるまでなんども読みたい私が大好きな本」「この手があったか!企画・アイデアに驚いた本」「装丁に魅かれて中も見ずに買ってしまった本」など、15種類の選書テーマで、様々な本が紹介されているんです。

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それぞれの本の紹介は、その本を選んだ方によるおすすめ理由やその本にまつわるエピソード、あらすじなどが掲載されています。本づくりに関わる方だからこその視点で紹介されているので、知っている本も知らない本も、新たに魅力を発見できるんです。

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マニアックな本から、話題になったあの本や、本屋さんで見かけたことのある本まで、多様なジャンルの本が紹介されているのも魅力。
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「思わず『うまい! 』とタイトルに感心した本」で取り上げられていた、土井善晴『一汁一菜でよいという提案』は発売当初に話題になったことが記憶に残っているという方も多いのでは?確かに、素敵な本が出たな~と思っていたのですが、多くの方のこころをギュッと掴んだのはこのタイトルなんだ!と再認識させてくれました。

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「装丁に魅かれて中も見ずに買ってしまった本」では、最果タヒ『死んでしまう系のぼくらに』が取り上げられていました。確かにこの本が出たときは、本屋さんでの存在感がすごかった記憶があります!おすすめコメントを読むと、「確かに!」と思わず頷く内容。本屋さんで改めて手にしてみたくなりました。

本の紹介は、繊細ながらどこかほっこりする大湾愛佑乃さんの可愛いイラストで、本の表紙と編集者さんが描かれています。すべてのページが淡いピンクと紺色の2色刷。きっと実物はカラフルであろう表紙も、すべてピンクと紺色になっているので「本当はどんな色なんだろう」と想像できるのも楽しいところ。実際に本屋さんに行って手にとってみたくなりますよね。

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以前箱庭でご紹介した『I Love You の訳し方』『色の辞典』も掲載されていました。

自分の読んだことのある本も、編集者さんによる解説文を読むと、違った見え方をしてきます。もう一度読めば、新たな発見ができそうです!

本に携わる編集者ならではのコラムも充実

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各チャプターの終わりには本にまつわるコラムも掲載されています。普段は知る機会のない、編集者さんならではの本作りの裏側にまつわるエピソードを読めば、読書がもっと楽しくなるのではないでしょうか?

あなたの読みたい本もきっと見つかるはず!

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カバーを外してみた佇まいも、とてもシンプルでお洒落。インテリアとしても飾っておきたくなります。そんな風に、常にリビングに置いて時間のあるときに気軽に開きたくなる『NO BOOK NO LIFE -Editor’s Selection- 編集者22人が本気で選んだ166冊の本』。
本好きの方はもちろん、いつもはあまり本を読まない方も読書のきっかけに出来る一冊になっていますよ。ぜひ、みなさんもお気に入りの本を探してみてくださいね〜。