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週末読みたい本『好きをカタチに 個性が光るイラストレーターズファイル』
こんにちは!箱庭編集部みのりです。
個性豊かなイラストで、私たちを楽しませてくれるイラストレーターという職業。今、イラストレーターの仕事は「絵を描く」ことはもちろん、ポスターやフライヤーなどの広告物をはじめ、企業とのコラボ商品の開発、自身のオリジナル商品の企画販売・・とその幅をぐんぐん広げているそうです。
今日は、そんなイラストレーターの仕事を知ることができる書籍『好きをカタチに 個性が光るイラストレーターズファイル』をご紹介したいと思います!
箱庭でおなじみのイラストレーターさんも!注目の暮らし系イラストレーター100名の作品集
本書は、アート・デザインを中心とした書籍を手掛けるパイ インターナショナルが注目した、新進イラストレーター100名の作品集です。
各々の魅力を存分に伝えるために、あえてオリジナルイラストのみを掲載せず、クライアントワークスを中心に、得意とする作品分野を紹介しているそうです。実際に拝読してみると、知っているイラストレーターさんの意外な仕事や、素敵なイラストを描くイラストレーターさんを新たにたくさん知ることができ、発見の連続でした。その中身を少しだけお見せしたいと思います!
誰もが一度は目にしたことのある「北澤平祐」
イラストレーターとして多数の書籍装画や商業施設のキャンペーンビジュアル、製品パッケージのイラストを手掛ける北澤平祐さん。中間色のふんわり甘いトーンで描く女の子のイラストは、誰もが一度は目にしたことがあるはず。
北澤平祐さんといえば、私の中ではお菓子のフランセのパッケージの印象が強かったのですが、本書をきっかけにさまざまなイラストを拝見していたところ、すっかり虜になってしまいました!好きなパッケージやポスターをきっかけに、お気に入りのイラストレーターさんを見つけられるのも本書の魅力です。
多彩な切り絵作家「MIMOE」
切り絵作家、イラストレーターとして、アパレルブランドPorter Classicのアートワークを手掛けながら、さまざまなプロダクトに絵を落とし込んでいるMIMOEさん。箱庭のインタビューで幅広く活躍されている方だということは知っていましたが、その領域の広さを改めて実感しました。中でも、保育園の園内サインはシンプルな色使いながらもあたたかみがあり素敵です!どの作品の中でも人や動物が生き生きと描かれており、MIMOEさんらしさも健在でした。
くらしの中から生まれる絵やデザインが素敵な「やまさき薫」
シルクスクリーン作家、イラストレーター、デザイナーとして活躍するやまさき薫さんも、以前箱庭でインタビューさせていただいたことがありました。やまさき薫さんといえば、くらしの中から生まれる絵やデザインが素敵ですが、掲載されている地域のショッピングモールのイベントグッズには、まさにその街のくらしが描かれているようでした。
クライアントに向けた制作物はデザインや色使いにそれぞれ特徴があり、オリジナルとはまた違った魅力を感じます。
三本線の笑顔が印象的な「とんぼせんせい」
「三本の線を引くだけでどこにでも現れる」をコンセプトに活動するイラストレーター、とんぼせんせい。三本線の印象的な笑顔をどこかで見たことがある!という方も多いのでは?それもそのはず、本の表紙やアーティストのツアーグッズ、企業のSNSなど、さまざまなところに登場しているんです。さらに、数々の企業のキャラクターやロゴマークにもなっていることを知りびっくり。あらゆるものに馴染みながら、大きなインパクトを残しているのはさすがだと思いました。
イラストレーター4名のインタビューも必読!
本書には、イラストレーター4名のインタビューも掲載されています。イラストレーターになるまでの経緯や、絵を描く上で心掛けていること、注目しているイラストレーターなど、イラストレーターやクリエイティブな仕事を目指している人にとっては気になる話ばかり。
「なるべく依頼者と直接会って、話を聞くようにしている」など、参考にしたいヒントが詰まっているので、作品と共にじっくりと読んでみてくださいね。
イラストレーターを目指している方はもちろん、イラストやデザインにあまり詳しくない方でも楽しめる一冊です。ぜひ手に取り、気になるイラストレーターさんを探してみてくださいね!
好きをカタチに 個性が光るイラストレーターズファイル
編著:パイ インターナショナル
価格:本体3,600円+税
仕様:B5判変型、224ページ (フルカラー)
サイズ:225×190mm
ISBN:978-4-7562-5020-9 C3070
発売元:パイ インターナショナル