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点灯100年の灯台を目指して!日本一細長い半島「佐田岬」の旅
佐田岬は松山市から車で約2時間、道後温泉から日帰りもOK
こんにちは、箱庭キュレーターのYumieです。
私の住む愛媛には、とーーーーっても細長い半島があるんですが、みなさんはご存知でしょうか?
四国・愛媛から九州へ向けて尻尾のように伸びているあの半島なんですが「佐田岬半島」といい、細長さでは日本一なんです。
今日は女子旅で人気の道後温泉から日帰りでも行けちゃう「佐田岬半島」をご紹介します!
佐田岬は日本一細長い!
佐田岬半島は愛媛県の南予地方にあり、長さは約40km。片道だけでフルマラソンほどの距離があります。この半島の先っぽにあるのが、佐田岬のシンボルでもある「佐田岬灯台」。
行くからには四国最西端に立ってみたい!ということで「佐田岬灯台」を目指します!
まずは観光案内所「はなはな」へ
愛媛県と大分県を結ぶフェリー乗り場に隣接されている交流施設「はなはな」で、まずは情報収集!
灯台の駐車場までは「はなはな」から車で30分と少し距離があるので、道に不安な方は施設内の観光案内所で道順など確認してから出発してくださいね。
- ◆伊方町観光交流拠点施設「佐田岬はなはな」
- 住所:〒796-0801 愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700番地11
電話番号:0894-21-1730
営業時間:9時~17時30分
定休日:12月29日~1月1日
URL:http://www.sadamisaki.jp/cyclingparadise/michinoeki/hanahana.html
いざ!佐田岬灯台へ!!
駐車場に到着。ここから灯台目指して20分かけて歩きますよー!
アップダウンがある遊歩道は、雨の翌日などは滑ることもあるので、歩きやすい靴がお勧めです。
遊歩道は山の中!佐田岬は日本の秘境100選に選ばれているそうですが、秘境感がすごいです!!
木のトンネルに覆われているため、歩いている間も灯台の姿は全く見えず、ただ波の音が聞こえるだけ。そんな自然の音や香りに癒されながら、まずは椿山展望台へ向かって進みます。
そしてそして・・・展望台の階段をあがると、その先に灯台が!
遠くに九州も眺めることができ、遊歩道から一変した景色が広がります。
椿山展望台から御籠島展望所へ。御籠島展望所へ行く道中の灯台は、少し南国風に見えます。
佐田岬灯台は今年で点灯100年!
御籠島展望所にはかわいく灯台が撮れるモニュメントも!
この灯台型のモニュメントは佐田岬灯台の点灯100年を記念して建設されたそうです。
この展望所も2017年から新たに開放された新スポットで、見下ろすように見た「椿山展望台」とはまた違った表情の灯台を楽しめます。
ついに四国最西端に到着!先っぽに来たぞーーー!!!
佐田岬灯台は2017年3月に国の登録有形文化財に登録。現役の灯台が国の登録有形文化財となるのは、四国初の快挙ということです。近くからだと欄干など細部までよく見えます!
この灯台にはつい最近まで灯台守さんが住んでいたそうです。
今は役目を終えられたそうですが、体調の良い時はガイドもしてくれるということです。
100年に渡る灯台の物語、聞いてみたいですね。
なお灯台の中に入れるのは、海上保安庁の記念行事の時のみ(不定期)。
気になる方は、海上保安庁のサイトを事前にチェックしてみてください。
- ◆佐田岬灯台
- 住所:〒796-0823 愛媛県西宇和郡伊方町正野2935
電話番号:0894-54-1111(伊方町三崎支所)
URL:佐田岬灯台100年記念特設サイト
絶対食べたい!「しらすパーク」のしらす丼
「はなはな」から車で30分。「しらすパーク」は半島の中央付近にあります。建物内には「直売店(1F)」「しらす食堂(2F)」「しらす工場(3F)」があり、しらす丼は2階の「しらす食堂」で食べられます。
「しらすパーク」のしらす丼は工場隣接ならではの新鮮なしらすが食べられることで有名で、休日は行列ができるほどの人気っぷり!
生のしらすも釜揚げしらすもどっちも食べたい!ということで「釜揚げ・生しらす2色丼」をいただきました。
釜揚げしらす、ふわっふわです〜〜。生しらすも甘みと弾力があって、なんという美味しさ!!
しかもこの量!!!すっごい贅沢ですよね!
食事の後はデザート!ということで1Fの直売店でアイスを購入。しらすパークは目の前が海水浴場になっているので、海を眺めながらアイスを堪能できます。
ただこのアイス、よ〜く見てみてください。真ん中の黒い点々、何かわかりますか?バニラビーンズかと思いきや、なんと「しらすの目」!!こちらは、しらすが丸ごと入った「しらすパーク」名物「しらすアイス」です。
そして気になるお味は・・・というと、おいしー!
しらすのしっとりした食感も加わって濃厚な風味に。とってもクセになる美味しさです。
そして「しらすパーク」には面白いガチャガチャも!
私がお伺いした時は残念ながら売り切れだったんですが、タツノオトシゴなど珍しい海の生物の”チリモン”をガチャガチャでゲットできるそうです。
- ◆しらすパーク
- 住所:〒796-0611 愛媛県西宇和郡伊方町川之浜652−1
電話番号:0120-133-004(受付時間 9:00〜17:00)
営業時間:しらす食堂 10時~15時(ラストオーダー 14時30分)、工場直売店 9時~17時
定休日:火曜日
URL:http://www.shirasu.jp/park/
佐田岬ロードがキャンパスに!ほっこり優しい「苔物語」
佐田岬半島の国道をそれた道沿いの壁に可愛いイラストを発見。これは、壁に自生している苔を削って描く苔アート「苔物語」。佐田岬在住の井上葉月さんが役場の許可をとって描き始め、それが地元の子供たちや、先生、高校生にじわじわ広がり、今では「苔物語」が佐田岬半島内に点在しているそうです。
壁を傷つけないよう、プラスチック製のもので苔を削るように絵を描く井上さん。
苔物語を描くルールは「明るい気持ちになる絵」「言葉は使わない」「ひとつの絵にひとつの土管(マリオ的な)絵と絵をワープできる」こと。誰でも参加OKとのことなので、旅の思い出に苔アートを楽しむのも良いですね!※絵を描く時は、苔アートが描かれている壁で楽しむようにしてください。
こちらは井上さんが制作されている「ほっかむり」。おしゃれ!!
井上さんの「ほっかむり」は、道の駅「瀬戸農業公園」や「伊方きらら館」で購入できます。
今回ご紹介した佐田岬の魅力はまだまだほんの一部!佐田岬には、要塞など歴史的な遺産も多く残り、アクティビティも豊富で日帰りではもったいないぐらいでした。もちろん宿泊施設や温泉施設もあるので、泊まってゆったりと過ごすのもオススメです。
佐田岬半島は、土地も人も個性的であったかい、とっても刺激的な場所なので、ぜひ足をのばしてみてくださいね。
- ◆苔物語
- MAP:https://goo.gl/maps/px6xSgnUx192
行き方:道の駅「瀬戸農業公園」先の堀切大橋を渡ってすぐ右折。「大江、上倉」方面に入り車で1、2分。
番外編:運転にちょっと疲れた時は下灘珈琲で休憩を
松山・道後から佐田岬へは瀬戸内海の穏やかな海を楽しめる海岸沿いの道ががおすすめです。
運転に疲れたら、下灘珈琲でちょっと休憩を。
下灘の他にも佐田岬までの道中には魅力満載のスポットがたくさんあります。
時間がある方は愛媛県内のその他の地域もいろいろ散策して旅をカスタマイズしてみてくださいね!
- ◆下灘珈琲
- 住所:〒799-3311 愛媛県伊予市双海町大久保甲39-1
電話番号:089-992-1755(アルテフィーチェ)
営業時間:11時~夕日が沈むまで
営業日:土・日・祝、平日は不定期
佐田岬の感動を動画におさめてコンテストに応募しよう!
現在、佐田岬を舞台にした動画コンペ「佐田岬ワンダービューコンペティション(通称:サダワン)」が開幕中。8月には佐田岬の魅力を体感しながら動画制作を行うワークショップも開催されるそうなので、興味がある方は是非この機会に参加してみてくださいね!
- ◆佐田岬ワンダービューコンペティション
- 対象作品:佐田岬エリア(伊方町)を舞台に撮影された 2分以内の映像作品(未発表、受賞歴のないオリジナル作品に限る)・撮影機材、編集手法、作品ジャンルは不問
応募締め切り:2018年9月20日(木)
表彰:グランプリ(1点)賞金30万円、準グランプリ(1点)賞金10万円、佳作(3点)賞金3万円
発表:2018年12月上旬の表彰式にて発表。
詳しくは公式サイト(https://www.sadamisaki-wv.com)をご確認ください。<お問い合わせ>
佐田岬ワンダービューコンペティション(サダワン)実行委員会(伊方町産業課内)
住所:〒796-0301 愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1993番地1
電話番号:089-992-1755
メール:info@sadamisaki-wv.com