Laidback ceramics Cup & Pot

廃棄コーヒー豆の問題に触れながら、こだわりのアイテムを手に入れられる取り組み。

こんにちは、箱庭編集部みのりです。
今日はコーヒー好きな方に知っていただきたい、面白いプロジェクトをご紹介したいと思います。

なんと、捨てられる予定だった廃棄豆を再利用して、こだわりのコーヒカップとドリップポット「Laidback ceramics Cup & Pot」を制作するという取り組みです。廃棄豆をどのように再利用するのか、どんなアイテムが生まれたのかちょっと気になりませんか?それではさっそくご紹介していきたいと思います!

廃棄コーヒー豆を有効活用したい!ロースターの想いから生まれたLaidback ceramics Cup & Pot

IFNi ROASTING & CO.
Laidback ceramics Cup & Potは、静岡の老舗ロースター「IFNi ROASTING & CO.」の松葉正和さんのある悩みをきっかけに生まれた製品です。その悩みとは、コーヒーを美味しく飲もうとすると、どうしても廃棄コーヒー豆が出てしまうということ。雑味がある豆を選別する焙煎後のハンドピッキングの過程では、味にこだわればこだわるほど廃棄豆が多くなり、なんと10キロ焙煎すると2キロもの廃棄豆が出てしまうそう。

大江憲一さん 松葉正和さん
陶芸家の大江憲一さん(写真左)とコーヒーロースターの松葉正和さん(写真右)

世界中からやってきたコーヒー豆を最後まで使い切りたいという想いから、松葉さんが発した「廃棄されるコーヒー豆を何か利用できない?」という一言をきっかけに、Laidback ceramics Cup & Potを生み出したのが、松葉さんとは旧知の仲だったという陶芸家の大江憲一さん。

Laidback ceramics Cup & Pot
大江さんが出したアイディアは、陶器を焼く際に最後の仕上げにかける釉薬(ゆうやく)として廃棄豆を再利用するというもの。表面のツルツルとしたコーティングが、捨てられる予定だったコーヒー豆によって施されていると思うと驚きですよね!

毎日使いたくなる、プロも納得のカップ&ドリップポット

Laidback ceramics Cup & Pot

Laidback ceramics Cup & Potは、浅型と深型の2種類のコーヒーカップとドリップポットが、オフホワイトとコーヒーブラウンの2カラーで登場しています。和とも洋とも取れるデザインや色合いで、食卓にすっと馴染んでくれそうですよね。

大江さんが生み出す陶器は、見た目が素敵なだけでなく、普段使いしたくなる機能性にもこだわっているのが特徴。今回、そんな大江さんが量産メーカーとタッグを組むことで生まれるLaidback ceramics Cup & Potも、手馴染みが抜群で、つい毎日使いたくなる形状にこだわっているそうです。

陶芸家の作品を気軽に手に取ってもらえるように!クラウドファンディングを実施中。

Laidback ceramics Cup & Pot
現在、Laidback ceramics Cup & Potの量産を目指して、クラウドファンディングを実施しています。集まった資金は、陶器を成形する型を作成する費用に充てられるそう。その背景には、「普段使いするために制作した陶芸作品が、1点モノや高価で手に取りにくく、日常的に使ってもらえない」という大江さんの課題がありました。そこで、大江さんが手仕事で仕上げた1点モノを型に起こし、同じものを量産することで、誰でも気軽に手に取れる状態を目指しているそうです。

気になるリターンは、3,100円でコーヒーカップ一点を送ってもらえるコースや、14,100円でペアカップとドリップポットを送ってもらえるコースなど、全部で12種類。プロのこだわりが詰まった、”Laidback”(気軽)に使えるアイテムを手に入れることができる機会なので、気になった方はこちらから詳細をチェックしてみてくださいね!

    ムダなく全て使い切る。廃棄コーヒー豆を使用したカップ&ドリップポットを作りたい!

    クラウドファンディングサイト:https://camp-fire.jp/projects/view/79552
    プロジェクト公開期間:2018年11月30日(金)まで