LIFE 暮らしを楽しむグッドな情報
壁にくっツク花器「TUKU」で花のある生活を始めませんか?
“日常使い”を大切にしている清水焼のお店「トキノハ」と「HOTOKI」
京都よりこんにちは!キュレーターのシバです。
読者の皆さんの中には “器が好き” な方も多いのでは!?
京都の器といえば “清水焼”。今日は清水焼の可愛い花器を見つけたのでご紹介します!花器だけでなく器も、お店もとても素敵です。さらに、間もなく10月19日(金)〜21日(日)に開催される、清水焼の陶器市「清水焼の郷まつり」で行われるマルシェについてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
壁にくっツク花器「TUKU」
「TUKU」は簡単に壁に付けられる手のひらサイズの花器です。
取り付け方はとてもシンプル!壁にピンを刺し、TUKUを取り付け、あとはお花を生けるだけ。
形は「MARU」と「TUTU」の2種類。
色はどちらも「KARASHI」「KURO」「SHIRO」「SORA」「AO」の5色展開です。
TUKU専用に作られたパッケージ!とても可愛いです。
なんとピンもドライフラワーもセットになっているので、手にしたその瞬間から、花のある生活が始められます!箱を開けたら瞬間に「早くお花を生けて飾りたい!」そんな気持ちにさせられます。花器を買ってもお花がなければ、箱にしまってそのまま・・・なんてこともありますが、すぐに飾れるのは嬉しいですよね!
早速我が家の壁にも。
こんな風にお花を挿す穴と、ピンを刺す穴があいています。
ピンを壁に刺し、そっと取り付け、
お花を生けると、
殺風景だった白い壁が一変。
ちょんと佇む姿は可愛くて、見るたびにムフフと嬉しい気持ちにさせてくれます。
TUKUで陶器を身近に感じ、ささやかな幸せを感じてもらえる、そんな想いを込めております。
そんな作り手の想いの通り、我が家に小さな幸せを届けてくれました。
こんな風に3つ並べても可愛い!
使う場所や、使い方、お花の種類で違う表情をみせてくれそうです。
自分用にはもちろん、最近引っ越した友人にも、思わず贈りたくなりますね。
日常使いができる器を作る「トキノハ」と、器をもっと好きになる場所「HOTOKI」。
TUKUを製造しているのは、京都に2店舗お店を構える「トキノハ」と「HOTOKI」。
2011年にオープンしたトキノハは、清水焼の工房や店舗が立ち並ぶ清水団地にあります。
清水大介さん(写真一番左)とその奥様(写真右から2番目)が始められました。
器作りで大切にしているのは、“日常使いができる器”。
器は使われてこそ完成するもの。
だから、器だけが主張するのではなく、料理を盛って100点になるように少し控えめにしています。
たくさん使うことで愛着がわき、その家に馴染んでいくから、飾るのではなく、特別な時にだけ使うのではなく、毎日たくさん使って欲しい!
そんな想いで器を作っているそうです。
その後、「器をもっと身近に感じて欲しい!」という思いから、オープンさせたのがHOTOKIです。
HOTOKIはトキノハからは少し離れた、京都の岩倉にあります。
お店の特徴は、器を売っているだけではなく、器を買い、使い、作れるというところ!
お店の2階には、トキノハの器を売っているショップとカフェがあります。
カフェではなんと、店内の好きな器を選んで使い心地を体験することができるんです!
せっかく器を買うなら、自分にしっくりくるものを選びたいですよね。
さらに、カフェからは1階にある工房を眺めることができます。
工房では職人さんが器を作っているのはもちろん、陶芸体験も行っていて、その様子を見ながら過ごすことができます。
陶芸体験というとすごく時間がかかるイメージですが、最短15分のコースもあり、旅行中にちょっと立ち寄ったり、子供と行くのにもぴったり。「器を楽しんでほしい、器をたくさん使ってほしい、器を好きになってほしい!」そんな想いがたくさん詰まっているHOTOKIは、みなさんにとっても“器をもっと好きになる場所”になると思います。
器と寄り添うエシカルマルシェ
ここで、素敵なイベントをご紹介。毎年10月に、京都の清水団地で陶器市「清水焼の郷まつり」が開催されます。今年は今週10月19日(金)・20(土)・21(日)の3日間。
トキノハも、毎年この陶器市に参加していますが、今年は期間中にトキノハ主催のマルシェも開催するそう。
題して「器と寄り添うエシカルマルシェ」です。
実はこのマルシェは、今回が初めての試み。
器と寄り添うエシカルマルシェは、ありそうでなかったマルシェです。
マルシェで提供される器は、基本的にすべてが陶器です。
使い捨て容器を使わないので地球にやさしい。
そして、陶器を使うので料理もよりおいしく見える。
地球にやさしく、見た目もおいしい、陶器まつりだからこそできるマルシェ。
そんな新しいマルシェのカタチを、ぜひ皆様の力でよりよいカタチにできればなと思っています。
ある年、郷まつり内の飲食ブースで使い捨て容器が使われていることに疑問を感じた清水さん。
飲食ブースで、使い捨ての容器が使われているのは、私たちにとっては当たり前の光景ですが、言われてみれば確かにすごく残念ですよね。
料理が盛られた時のことを考えて、日々器を作っている清水さんだからこその視点です。
「陶器のイベントなんだから、使い捨ての容器ではなく陶器を使いたい!本物の陶器でお客様に美味しいものを食べてもらえる場所をつくりたい。」そんな強い想いで、今回のマルシェが開催されます。
将来的には、清水焼の郷まつり自体の飲食ブースで陶器を使うことを目指しているそうですが、まずはトキノハが主催し、場所を限定して行う今回のマルシェ。
資金の調達はクラウドファンディング(9/20で募集終了 )で行い、マルシェで使用する器は、なんとこのために1から作ったんだそう!そして協力してくれる仲間を増やし、たくさんの人の共感を得て、開催されることになったのが、今回の「器と寄り添うエシカルマルシェ」です!
エシカルとは、「自然環境を損なわない」「地域社会、地域経済を損なわない」「地域社会、地域経済を応援する」などという意味を持ちます。出店者は、オーガニックや無添加などエシカルな活動しているお店などが参加。使用したお皿は、食べた人が洗うなど、“地球に優しい”というのがこのマルシェの何よりも大切なところ。そして、それぞれの出店者がトキノハ の器にどんな風に料理を盛るかも楽しみですよね。
多くの人が参加することで、“地球に優しい”輪が広がっていきます。このカタチが、ここだけでなく、全国の陶器市で開催されればいいな、と。未来が楽しみなマルシェです!
清水焼の郷まつりにいけば、TUKUも、器も、マルシェも一度に味わえてしまうので、今週は予定を空けてぜひ足を運んでみてくださいね!
トキノハ
ADRESS / 〒607-8322 京都市山科区川田清水焼団地町8-1
TEL&FAX / 075-632-8722
OPEN / 10:00-18:00
定休日 / 水曜日
URL / https://tokinoha.jp
HOTOKI
ADRESS / 〒606-0006 京都府京都市左京区岩倉西五田町17-2
TEL& FAX / 075-781-1353
OPEN / SHOP・CAFE:12:00-18:00 SCHOOL:10:00-18:00
定休日/ 水曜日
URL / https://hotoki.jp
清水焼の郷まつり
2018年10月19日(金)〜21日(日)
時間 / 9:30-18:00
URL / http://www.kiyomizuyaki.or.jp/fest/
アクセス / http://www.kiyomizuyaki.or.jp/fest/access/
器と寄り添うエシカルマルシェ
2018年10月19日(金)〜21日(日)
時間 / 9:30-18:00
開催場所 / 京都市山科区清水焼団地町、泉陶料内
お問合せ / トキノハ TEL075-632-8722 へ