20年後の我が子へ想いを込めて。子育て中の制作チームが手がけた『BIRTHDAY BOOK 20歳のあなたへ』

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こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
今日は、昨年11月に発売された、心温まるバースデイブック『BIRTHDAY BOOK 20歳のあなたへ』をご紹介します。

バースデイブックとは、生まれてから20歳になるまでの子供の成長を記録したメッセージブックのこと。
今までキュートなデザインが多かったバースデイブックですが、こちらはイラストを白井図画室の白井匠さんが手がけており、シックで性別問わず使いやすいデザインになっています。中に散りばめられたほっこりする白井さんのイラストは、お子さんのいない方も思わず欲しくなってしまう可愛さですよ。

自分の子供のために作る気持ちで。

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本書の編集、ブックデザイン、イラストを手がけた3名は子育て中の方ばかり。実際にお母さん、お父さんをされているからこそ分かる想いが随所に詰まっています。編集者の谷口さんにとっては「今の自分が欲しい本」となったそうです。

単なる手帳やノートの成長記録とは一線を画した、いずれ我が子に託すための「ギフト」としての「本」。
特設ページでは制作チームがこだわりや裏話を明かしていますので、ぜひチェックしてみてください！

体重だけじゃなくて、靴のサイズも記録。細やかな気づかいが満載です

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成長の早い0歳時は月ごとに成長を書き込んでいきます。
その時その時に書けなくても心配ありません。あとから振り返って記入すれば改めて感動や喜びを感じられますよ。

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2歳以降は誕生日ごとの記録になります。
2~19歳の各年齢ページは左ページに「身長」や「両親の年齢」といった「データ」を、右ページに「仲のいい友達」や「好きなこと」「困ったこと」などの「できごと」を記録していきます。それぞれの項目がシンプルで分量が少ないので、忙しい日々の合間を縫って書き込みやすいのも嬉しいですね。

いいことだけを素敵に書くのではなく、「困ったこと」や「苦手なこと」などあまり綺麗ではないエピソードも書き込めるので、将来読むときに、より面白くなったり懐かしんだりと楽しみ方が広がります。

反抗期や思春期になると親が子どもの体重を把握するということも難しくなりますが、靴のサイズなら玄関に行けばチェックできるということで、「靴のサイズ」という項目が入っているんです。小さい頃だけじゃない、大きくなってからの成長も見据えた心配りが素敵ですよね。

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各年齢ページには余白の多いフリーページがもうけられています。写真やシールを貼ったり、遊びに行った展覧会のチケットを貼ったり、手形や足型を押したりと、思い思いの使い方が可能です。また、ページ右下にあるイラストは、木の成長を表したパラパラ漫画になっています。

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20歳のページにはフリーページが多めにとってあるんです。最後のページに我が子への手紙を書いてみてもいいかもしれません。

１つ１つのページにこだわりが凝縮されたストーリー仕立ての一冊

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書き込む前からうっすらと物語が流れている本書。全てのページに愛らしいクマが登場し、季節とともにクマが成長していくストーリーになっています。

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春夏秋冬に合わせた植物が描かれ、クマの生態もしっかりと調査した上でクマと人間の成長がリンクするという緻密な仕事が盛り込まれているんです。
さらに、さりげなく登場するサブキャラやサブストーリーなど気がつけば嬉しい仕掛けが満ちていますよ。

子どもから、孫へ。100年残る本にするために

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子どもに渡す時点で購入から20年経っており、さらにその後子どもが所有することを考慮すると、本自体がかなり丈夫である必要性がでてきます。
そのため、カバーを外すと布張りで、箔押しという高級感あふれる仕上がりになっているんです。ちなみにA5という小ぶりなサイズ感は、子どもに見つからないよう隠しておけるためなんだとか。
耐久性のある丈夫な本ならば、受け取った子どもが子育ての参考にしたり、そのまた子どもに見せたり、と自分の成長を振り返りながら親の想いを感じることができそうですね！