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週末読みたい本『ロマンスの辞典』『悪魔の辞典』
こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
今回の週末読みたい本は、『ロマンスの辞典』と『悪魔の辞典』の2冊をご紹介します。
その名の通り、ロマンス的視点と悪魔的視点でそれぞれ約500単語を紹介した辞典です。
週末、ちょっぴり日常から離れて一息つきたい方にオススメの2冊ですよ!
見ているだけでハッピーになれる!日本一ロマンチックな辞典『ロマンスの辞典』
四六判サイズで、片手で持ちやすく、手に馴染む大きさです。
イラストを手がけているのはJuliet Smythさん。「ロマンス」な言葉の魅力を引き出す、キュートなイラストが素敵ですよ〜。
「ロマンス」を基準に選定された各単語があいうえお順に掲載されています。「あ」行、「か」行、と行ごとに章立てされていますよ。
各賞の扉絵ページは灯りをともしているようなロマンチックなデザインです。
ロマンスにまつわるコラムも楽しめますよ!
まずはこの本の中心、「愛」。ロマンティックで幸せなオーラが漂っています。
こちらは「映画館」。キュンとする定番の「ロマンス」単語はばっちり押さえてありますよ〜。
一見、ロマンスとは関わりなさそうな言葉もいろいろ収録されています。
「梅雨」「罪」など一般的にマイナスに捉えられる単語もプラスに転換。
こういう言い回しもできるのか〜と、読むだけ、眺めるだけで幸せになれそうな一冊です。
ロマンスの辞典 (YUEISHA DICTIONARY)
著:望月竜馬/絵:Juliet Smyth
定価:本体1600円+税
判型:四六判変形(ハードカバー)
頁数:288P
発売日:2018/12/4
ISBN:978-4909842015
出版社:遊泳舎
シュールでクスッと笑える!日本一エグい辞典『悪魔の辞典』
『悪魔の辞典』は、アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』を原案に、同書に魅せられた著者・中村徹さんによって執筆されました。
Yunosukeさんのイラストにより、文章の魅力がより引き出されています。
こちらも『ロマンスの辞典』同様、各単語があいうえお順に掲載されています。
扉絵はあの世から伸びた悪魔の手のよう。ちょっぴり不穏ながらどこか可愛いイラストです。
こちらにも「愛」の項目が。でも、説明は対照的です。
2つの『辞典』はいくつか同じ言葉が掲載されていますが、もちろん言葉の定義は大きく異なります。2つを比較するのも面白いんです!
「運」という一般的にハッピーに捉えられる言葉も皮肉を込めて描かれています。シュールな定義に思わず笑ってしまいますよ。
ページを横断するイラストが印象的な「列車」。イラストが読み手の想像力をかきたててくれます。
ブラックユーモアに満ちた言葉も可愛いイラストを見ているとほっこりするので、何だか癒されるんです(笑)
「ニート」というマイナスイメージの言葉が『悪魔の辞典』ではプラスイメージに置き換わっています。
ユーモアやひねくれを楽しみながら、言葉の奥深さを感じることもできますよ!
悪魔の辞典 (YUEISHA DICTIONARY)
著:中村徹/絵:Yunosuke
定価:本体1600円+税
判型:四六判変形(ハードカバー)
頁数:288P
発売日:2018/12/4
ISBN:978-4909842008
出版社:遊泳舎
『ロマンスの辞典』と『悪魔の辞典』。一風変わった2つの辞典をご紹介しました。
日本語の美しさや不思議さ、面白さなどにふれるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?自分ならこう定義づけるな〜と考えてみても楽しいかもしれません。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね〜。