yaso
こんにちは、箱庭キュレーターのカナコです。
今日は、落ち葉や小枝を気軽に飾れるインテリアにするプロジェクト「yaso」をご紹介します。樹木の専門家が森の中で蒐集したありのままの樹木を、ひとつひとつ丁寧に扱い標本として仕上げる、とても気になる取り組みなんです。

樹木のプロフェッショナルとデザイナーによる共同プロジェクト

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yasoは、長野県茅野市でツリーケアを行う「株式会社木葉社」と建築•不動産の開発からプロダクトの商品開発まで幅広く携わるデザイナー・石橋鉄志さんによるプロジェクトです。

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株式会社木葉社は、樹木の剪定や伐採、診断や治療、栽培や生産など、樹木にまつわるあらゆる仕事=アーボリカルチャー(樹木業)に携わる、樹木のプロフェッショナルです。そんな彼らが仕事をする中で抱いた「この仕事で感じる植物の存在感を、多くの人と分かち合うことができないか」という想いから始まったyasoプロジェクト。

365日、植物に触れる中で集めた枝葉を、暮らしに馴染むかたちにして届けられるアイテムは、失なわれたように思われていた山林の価値を再発見させてくれます。また、そうして山林と現代の生活との関わりを作ることで、日本を取り巻く自然環境の豊かさや魅力、価値を再構築したい、という想いがあるんだそう。とっても素敵なプロジェクトですよね!

自然の魅力を再発見!個性豊かな森のカケラたち

yasoのアイテムは実際の山林の樹木が使われており、同じものは2つとありません。ひとつひとつの個性があふれているんです。

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それぞれの樹木は、透明なケースに入っています。標本のように、ひとつひとつの魅力が浮き立っていますね。置くだけで、そのままインテリアとして楽しめますよ。ケース下には木葉社が伐採・製材したカラマツ材が敷いてあります。

さらに、背景の台紙には採取エリア、時期などが明記されていて、「森のカケラ」たちのストーリーを考えながら、想いを馳せることもできるんです。
ちなみにこちらは「ズミ」の木。聞いたことのない植物でも、どういったものなんだろう、と調べてみたくなりますよね。

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こちらは「マルバノキ」です。ただ山林や庭にあっただけでは、割けた落ち葉、としてしか見なされなかったものが、標本化されることでアート作品のような美しい1アイテムに変身しています。

自然本来の豊かさを再構成し、意識を変えることで付加価値を生み出すyasoプロジェクト。私たちの自然への眼差しが変わるきっかけになるかもしれませんね。

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小さな「森のカケラ」たちもとっても素敵なんです。
「アカマツ、ツルウメモドキ、スギ、アヤメ」の4つが一緒になったこちらは、それぞれの植物の形や並んでいる姿が魅力的。4つが組み合わさることで、自然の中で見る樹木とはまた一味違った美しさを感じられます。

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あたたかな色味やふさふさした形が可愛らしいこちら。
実はヒノキの葉っぱなんだとか!身近なものの魅力的な面を知ると、なんだか嬉しくなりますよね。ちなみに、木の実や枝葉などは、乾燥や一部加熱による防虫処理等が行われているので、お手入れなど気にすることなく飾ることができますよ。

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yaso のサイトにはほかにも様々な種類の樹木を用いたアイテムが掲載されています。今回ご紹介したのは、秋冬シーズンの樹木たちでしたが、春や夏にはどのようなアイテムが登場するのか、楽しみですね!

オンラインショップから購入も可能ですので、気になった方はお早めにチェックしてみてくださいね〜。

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    価格:サイズによって 1500円〜3000円。(樹種等により変更の可能性あり)
    https://www.yaso.jp/