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眠れないホテル!?一晩中マンガの世界に浸れる「MANGA ART HOTEL, TOKYO」が神保町にオープン!
こんにちは、箱庭キュレーターのKIMIです。
今日は、神保町エリアに新しく誕生したホテルをご紹介したいと思います。
その名も「MANGA ART HOTEL, TOKYO(マンガ アート ホテル トーキョー)」。日本が誇れる文化産業の1つである「マンガ」に注目したホテルです。“眠れないホテル”をテーマに、一晩中マンガの世界に浸る空間を提供してくれるカプセルホテルなんです。
本の街・神保町に誕生!
一晩中マンガ体験=“漫泊(まんぱく)”が楽しめる、これまでにないホテル
「MANGA ART HOTEL, TOKYO」があるのは、本の街として知られる神保町。古本屋やこだわりの本屋さんが並び、味のある喫茶店も多い、本好きの方にはたまらない街ですよね。
そんな本の街で、「一晩中マンガ体験=漫泊(まんぱく)」を提供するホテルとして誕生した「MANGA ART HOTEL, TOKYO」。何かのついでとか、片手間とか、暇つぶしではなく、ただひたすら、マンガの世界に浸る時間を過ごすための場所なんです。
広義の“アート“という観点から選書されたマンガは、全部で5,000冊!
(4F女性用フロアの風景)
このホテルの魅力は、なんといっても、この宿泊スペース!マンガの本棚の中に潜り込むようにベッドが配置されています。
気になるマンガの数は、全部で5,000冊!しかも、広義の“アート“という観点から徹底的に選書されたラインナップは、マンガ好きの方でも新しい出会いがあったり、電子書籍ではなく“紙”だからこその感動を得ることができたりと、特別な体験を提供してくれます。
(5F男性用フロアの風景)
女性フロアと男性フロアでは、セレクトされたマンガは違うんですって。それは、少女漫画は女性フロア、といったような分け方ではなく、逆にあえて普段は読まなそうなジャンルをそれぞれのフロアに混ぜておくなどもしているそう。
(「AKIRA」大友克洋)
(「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」荒木 飛呂彦:英語版)
本棚を見ていると、“アート“の観点でキュレーションされた本を探すのがとても楽しくて、つい夢中になっちゃいます。パッケージやビジュアルがかっこいいものや、デザインセンスが素敵なものもたくさんあって、読むだけでなく、観ているだけでもワクワクさせられます。
(「ディザインズ」五十嵐大介)
今までにはなかったようなニッチな題材、セリフがまったくないもの、表現技法が新しいものなど、これまでにない定義のマンガもたくさん取り揃えているんだとか。
「おすすめコメント」をチェックできる!5,000冊、すべてにつけられた書評。
(「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」永田カビ)
あまりにたくさんのマンガがあるので、選びきれない!という時にぜひ注目してもらいたいのが、選書されたマンガの全てのタイトルに書かれている「おすすめコメント」。
スタッフの方曰く、マンガを選書するより、このコメントを書く作業が一番大変だったんだそう。わかりやすく端的に書かれているので、気になったマンガがあった時は、ぜひチェックすることをオススメします。
気に入ったマンガは、購入も可能です。ここに泊まったら、ぜひお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。
狭さを感じさせない建築デザインにも注目!
建築を手がけたのは、「Architects of the Year 2017」受賞の建築家である山之内淡氏。ビルの2フロアを使って作られたこちらのホテルは、様々な工夫が施されています。
ベットユニットが垂直に積まれていることが多いカプセルホテルですが、均一なベッド配置は圧迫感を与えるため、ここではベットユニットを上下に振って、“くぼみ”を数多く作ることでそれを解消しているそう。そのおかげで本棚自体が見え隠れし、空間が縦横無尽に広がっているように見えます。
また、受付のある PUBLIC ZONE・ 水回りのあるUTILITY ZONE、そしてMANGA ROOM、この3つのゾーンそれぞれのデザインにも注目。わずか5mに満たない距離なので、なるべく多くの建築素材を用いて印象を変えるようにしたのだとか。
こちらは、エントランスエリア。クリアなイエローが眩しくてインパクト抜群!スペース的には狭いですが、この先に面白い空間が広がっているんだろうな〜とわくわくさせてくれます。
その先にあるのは、水回りのあるUTILITY ZONEエリア。一変してすっきりとしたデザインです。
そして、いよいよMANGA ROOMに入っていくと、淡いピンク色に部屋番号のロゴが映えてカワイイ床が広がっていました。この色合いは、リラックス効果も期待できそう。
天井に目を向けると、真鍮が使われていて、ひかりの反射がおもしろい!
このように、ゾーンごとにメリハリがあって、全く狭さを感じさせません。マンガの世界に没頭しつつも、ゆったりとした気持ちで一晩過ごすことができそうです。
オリジナルパジャマも販売予定。
(MANGA ART HOTEL, TOKYO×Nells [1st season “MANGA“] セット販売予定価格 ¥18,000(税別)パンツ(2柄/S・M サイズ展開)Tシャツ(2色/フリーサイズ))
「よくばりな人たちに着替えのいらないパジャマを」というコンセプトで人気のパジャマブランド「Nells(ネルズ)」とコラボレーションし、オリジナルグッズも販売予定(2月中旬から販売予定)。
(エッセイ漫画「#アルファベット乳の、オモテとウラ」漫画家・山科ティナさん)
内覧イベントでは、漫画家でイラストレーターの山科ティナさんがこのパジャマを試着されていたのですが、最初、パジャマとは気づかなかったほど、このまま出かけることができそうな可愛さにビックリしました。
山下ティナさんは、「自分だけのスペースに籠って一晩中マンガを読む体験が懐かしい。マンガのスペースも漫画喫茶と違って、知っているマンガなのに見たことのないバージョンがあったり、新たな出会いに繋がることがとてもワクワクしました。」とホテルの印象を語っていました。
あなたも漫泊してみませんか?
このコンパクトな空間で夢中になって没頭する感覚は、2段ベットで寝ていた子供の頃、好きなマンガをいつまでも読んでいた時代を思い出して、私も懐かしくなっちゃいました。
他ではできない特別な時間を提供してくれる「MANGA ART HOTEL, TOKYO」。気づいたら朝までマンガを読みっぱなしで、本当に眠れなくなってしまいそう。でも、考えるだけでワクワクしませんか。ぜひ、漫泊してみてくださいね。
MANGA ART HOTEL, TOKYO
住所:東京都千代田区神田錦町1-14-13 LANDPOOL KANDA TERRACE 4階、5階
アクセス:
都営新宿線・小川町駅 B7出口 徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線・淡路町駅 B7出口 徒歩1分
東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅 B7出口 徒歩1分
東京メトロ半蔵門線・神保町駅 A9出口 徒歩7分
URL:https://mangaarthotel.com