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週末読みたい本『TAIWAN FACE GUIDE FOR 台湾文創』
こんにちは、シオリです。
台湾が話題になることの多い昨今ですが、結局どんな場所・モノ・コトがアツいの?と思っている方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に全力でおすすめしたい一冊が、先日発売になりました!!
台湾のカルチャーシーンを創り出す話題の 50 組を紹介
『TAIWAN FACE GUIDE FOR 台湾文創』
昨年12月11日(火)にトゥーヴァージンズから発売となった書籍『TAIWAN FACE GUIDE FOR 台湾文創』。台湾のカルチャーシーンを牽引する注目の50組の働き方、生き方から台湾の今と未来を読み解く一冊となっています。紹介される方々のイラストが並ぶ目次を見るだけで、読み進めるのが楽しみです!
2002年に台湾政府が発展計画の一つとして掲げた「歴史や文化を創造性に結びつけた産業」=「文創」。「文化創意」の略語で、一般的には「古き良きものから新しいものを生み出そう」という意味。台湾ではよく使われている表現なんだそう。
それは、現在進行形で台湾のムーブメントとなり、古い建物や伝統的な衣食住の文化を現代のテイストにリデザインした素敵な場所や、独自性を持ったスポットや店、商品などが生み出され続けています。
本書では、そんな「文創」をキーワードに、新たなカルチャーシーンを創り出す台湾の“顔”となる人物 50 組を紹介。それぞれの働き方や考え方は、今とこれからの台湾を知ることができるだけでなく、新たな発見や刺激となるものばかりなんです!
監修は、台北の人気エリア・富錦街(フージンジェ)のショップを運営し、日本のアパレルやエンタメ業界の台湾進出のプロデュースから、中央省庁や地方自治体の台湾展開のサポートまで、台湾のライフスタイルを牽引する存在として国内外から注目される「FUJIN TREE」の小路輔さん。
箱庭でもレポートしたことのある、台湾最大級の台日カルチャーイベント「Culture & Art Book Fair」「Culture & Coffee Festival」をオーガナイズするなど、日本と台湾のカルチャーやライフスタイルの交流をテーマに活動されています。
本書には、小路さんご自身のインタビューも掲載されており、「日本人が思う台湾と、本当の台湾の姿。その間にある大きな乖離を埋めたくてこの本を作った」というお話がとても興味深かったです。
ページをめくるたびに、ひとりひとりの人物像と活動にワクワクする!
私はこれまで5回台湾に訪れています。まだまだ台湾初心者の域ですが、ページをめくるたびに「前から気になっていた素敵なお店を作った方だ!」「現地の店でみて一目惚れしたアイテムの作者だ!」と気持ちが高まります。
こちらは、台湾で生まれた素敵な文房具ブランド「TOOLS to LIVEBY」を立ち上げたデザイナーご夫婦Marco+Karenのページ。
実は私が先日台湾に訪れた時に、台北に昨年できたばかりの会員制バー「STAFF ONLY」に訪れる機会があったのですが、こちらのご夫婦が手がけられていたということを、この本を見て知りました。“ゆるくてチープで手軽”というイメージがある台湾で、海外からのゲストが来た時にもきちんとしたサービスを受けられる場所を作りたかったという思いがあったそう。
そんな風に、実際に訪れたことのある場所がどんな思いで作られたのかというストーリーに触れられる。日本に住んでいて日本のお店の成り立ちをしることは当たり前かもしれませんが、台湾のそうしたお話を吸収すると、また台湾との距離が近づいていくように感じます!
箱庭でインタビューしたこともある靴下ブランド「テンモア」のお二人や、
先日レポートした、アジア初のドラフトカクテルのお店・Draft Landの代表であるAngus Zou氏も登場していました。こちらの本と、箱庭の記事を両方読んだら、思わず台湾に遊びに行きたくなってしまうかもしれません!
日本から台湾へ移住した方も。日本の多くの方が、この方をきっかけに台湾に興味を持ったのでは?と思うほど、魅力的な台湾を私たちに伝えつづけてくれている青木由香さん。
伊藤篤臣さんは、台湾に訪れたときに飲んだライトローストの阿里山コーヒーに感動し、2013年に台湾で「ALISAN COFFEE」を開業。その後、「GOODMAN ROASTER」も立ち上げ、さらに阿里山コーヒーの魅力を広めることで、台湾のコーヒーを盛り上げている人物です。海外に渡って活躍される伊藤さんの「大切なのは行動力」という言葉は、とても刺激になります。
本の最後には、“文創”のムーブメントを語る上で欠かせないトピックが、年表で掲載されています。これを見れば、さらに台湾の今のカルチャーへの知識が深まりますよ。
とにかく、ここに掲載されている面々が手がけるモノ・コトを追えば間違いない!という一冊になっている『TAIWAN FACE GUIDE FOR 台湾文創』。台湾が好きな方、これから旅行する予定のある方など、みなさんにおすすめしたいです。ぜひ、手にとってみてくださいね。
TAIWAN FACE Guide for 台湾文創
監修:小路 輔(こうじ たすく)
定価:本体価格 1,800 円(+税)
仕様:160 ページ/A5 変形/並製
ISBN:978-4-908406-24-9
出版社:トゥーヴァージンズ
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◆関連イベント
TAIWAN FACE 発売記念イベント
日時:3/8(金)19:00~21:00
場所:代官山 蔦屋書店
内容:小路輔(FUJIN TREE TOKYO代表)× +10(テンモア、台湾の靴下ブランド) トークショー
※詳細は代官山 蔦屋書店のHPにて近日発表予定です。