資生堂 S/PARK

こんにちは、箱庭キュレーターのKIMIです。
今日は、横浜・みなとみらいに2019年4月13日(土)に新しくオープンした「S/PARK(エスパーク)」をご紹介したいと思います。

資生堂の最先端の研究施設である「資生堂グローバルイノベーションセンター(呼称「S/PARK」)」は、“美のひらめきと出会う場所”をテーマとして、「Cafe」「Beauty Bar」「Studio」「Museum」の4つのコンテンツで構成された美の複合体験施設。誰でも自由に、しかも入場無料で訪れることができます。

「S/PARK」という名前の由来には、「世界中から人々が集う“資生堂のパーク(公園)”」と「その出会いから生まれるインスピレーションが“スパーク”する場所」という2つの意味が込められているのだそう。

いったいどんな施設なのか、早速お伝えしていきたいと思います。

小山薫堂さんや佐藤オオキさんがプロデュースした、開放的な施設。

資生堂 S/PARK(オープニングレセプションでの風景)

広く開放的な施設の全体のプロデュースはORANGE AND PARTNERSの小山薫堂さんが担当、空間デザインをnendoの佐藤オオキさんが担当しています。

この1、2階部分をひとつなぎにする大きな螺旋階段。よく見ると、資生堂の「S」の形に見えるんです。

資生堂 S/PARK

そして、天井にたくさん設置されてるモチーフは、“インスピレーションが羽ばたく様”をイメージしているんだとか。

またこの白く輝いている特大ビジョンは、SONY16KのクリスタルLEDで出来ているのだそう。しかも、なんと世界にひとつしかないんですって。臨場感たっぷりに壁一面に広がる映像が楽しめるので、ぜひ味わってみてください。

資生堂商品をアート感覚で楽しむ!体験型ミュージアム

資生堂 S/PARK

まず箱庭編集部が注目したのは、2階にあるビューティーとサイエンスをテーマにした美の体験型ミュージアム「S/PARK Museum」です。

資生堂 S/PARK

アートように、今までの資生堂の商品がズラリと並んでいたのですが、それぞれのパッケージデザインが素晴らしい。しかも、一度は見たことある商品ばかりで、実際に使ったことのある物を見つけると嬉しくなっちゃいました。

資生堂 S/PARK

こちらの展示台では、「洗顔」、「スキンケア」、「サンケア」、「ファンデーション」、「メイクアップ」、「香り」という6つのカテゴリーに分かれて、一般的な理科の原理原則と、それらが化粧品にどう応用されているかを実験や映像を交えて紹介されています。

観るだけでなく、触ることができる展示品がおもしろい!

資生堂 S/PARK

資生堂 S/PARK

展示されているものには、実際に触れて確かめることができるものも多数用意されています。これがまた面白いんです!商品作りの際に考える筆の硬さの違いや、素材によって触り心地の違いなど、今まで知らなかったことばかりでワクワクします。

資生堂 S/PARK

口紅の形状だけでもこんなにたくさんのデザインが作られているなんてビックリですよね。しかも、実際に手にとって使うものだから、見た目の美しさだけでなく質感や重さ、キャップを開け閉めする感触にもこだわってつくっているんだとか。

資生堂 S/PARK

1937年創刊の資生堂の企業文化誌「花椿」の創刊号も発見。たまらなく美しい。

資生堂 S/PARK

他にも資生堂がずっと使い続けている唐草模様のデザインの歴史を展示しているスペースもありました。それぞれのデザインがとてもオシャレで素敵なので、ココはじっくり観ていただきたい。

からだの内面も外見も美しくなれるコンテンツがたくさん!

資生堂 S/PARK

ミュージアム以外のコンテンツも見ていきましょう!
1階にある「S/PARK Cafe」は、“野菜中心の”という意味の“ベジセントリック”をコンセプトに、毎日の気分や体調に合わせて、自由に食事を楽しむことが出来ます。

資生堂 S/PARK

野菜たっぷりのカラフルなスムージーや野菜が入ったハイボールなどのアルコール類もあるので、健康や美を意識した女性には嬉しいカフェですね。

資生堂 S/PARK

そしてこちらは、資生堂のさまざまな商品を自由に試すことができる「S/PARK Beauty Bar」。お客さまと一緒に“私にぴったりのきれい”を科学し、カタチにしていく場がコンセプトなのだそう。

資生堂 S/PARK

ココでぜひ注目したいのは、お一人おひとりの肌やお好みに合わせた「マイコスメ(化粧水・乳液)」をつくることができるパーソナルスキンケアサービスです。

資生堂 S/PARK

なんと資生堂の研究員が直接お客さまの肌を解析し、ベース処方を決定してくれるんです。そして、自分自身でテクスチャー、香り、パッケージデザインなどを選んで「美容箋」を完成するのだそう。その「美容箋」に基づき、併設しているビューティーバーラボで化粧水と乳液を製造し、後日お届けしてくれます。

自分の肌に合った、自分のためだけのオリジナルコスメがつくれるなんて、とてもワクワクしちゃいますよね。限定予約制なので、詳しくはぜひホームページをチェックしてくださいね。

資生堂 S/PARK

さらに、「キレイはカラダでつくられる」がコンセプトの「S/PARK Studio」も併設。

資生堂 S/PARK

エクササイズのスタジオはもちろんのこと、毎日のランニングの拠点として利用できるランニングステーションの機能も兼ね揃えています。しかも、資生堂ブランドのアメニティを各種取り揃えたパウダールームがあるので、手ぶらでも気軽に利用できるのが嬉しいポイント。

時を超えた姿を見ることが出来る!?

資生堂 S/PARK

もう一つ気になるスペースが「BEYOND TIME」という近未来型のこの2つのBOX。コレなんだと思いますか?

なんとコレ、10代から80代までの日本人男女から収集した多様な顔データに最新のテクノロジーを融合して、体験者の様々な年齢の顔立ちを3Dでリアルタイムに再現してくれるんです。2つの部屋にそれぞれ入って、2人で過去と未来の年齢を行き来しながら会話ができるんだそう。時を超えた姿を見ることが出来る「デジタルタイムトラベル体験」。とても貴重な経験になりそうですね。

資生堂 S/PARK

時代の最先端を常に進んでいる資生堂が提供する“美のひらめきと出会う場所”「S/PARK(エスパーク)」。キレイになるきっかけや発見を見つけるだけでなく、商品へのこだわりや緻密に計算されたデザインの過程なども楽しめるので、ぜひ足をはこんでみてくださいね。

    S/PARK(エスパーク)

    住所:神奈川県横浜市西区高島一丁目2番11号
    営業時間:7:00〜22:00(土曜・祝日は8:00〜18:00)
    *各施設によりオープン時間が異なります。
    定休日:日曜
    入場料:無料
    アクセス:みなとみらい線「新高島駅」より徒歩2分
    URL:https://spark.shiseido.co.jp