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とろけるチーズケーキ&ぷっくりドーナツが絶品!京都・龍安寺の街角にあるカウンター7席の小さなカフェ「kew(キュー)」

こんにちは!箱庭キュレーターのkumiです。
今日は、今年3月にオープンしてから美味しいスイーツが話題になっている、京都の人気店をご紹介したいと思います。
5坪の建物にカウンター7席。ご夫婦が営むかわいいお店
kewは、京福電鉄嵐山線の龍安寺駅から徒歩3分ほどの場所、龍安寺参道商店街の中にあります。5坪の建物に7席のカウンターのみという、とってもかわいらしいカフェです。2019年3月15日にオープンしたばかりのkewですが、絶品スイーツが人気を集め、行列ができることがあるほど。
お店を営むのは、イギリスでお菓子づくりを学んだ店主の大木健太さんと、奥様の真奈美さんご夫妻。イギリス在住の頃、モダンブリティッシュの老舗レストラン「セント・ジョン」の味だけでなく、お店の雰囲気、そこで働く人まで全てに惚れ、そこでペストリーとして3年間の修行を積んだという健太さん。もともとはフォトグラファーだったそうですが「この仕事に縛られなくてもいいんじゃないか」という思いから、“好き”を極める道へと進んだそう。
その後、日本へ帰国し、神戸にあるギャラリーMORISでの出張イベントなど、10年間模索をする期間を経ます。徐々にリピーターがつくなど、お客さんの反応を側で見ていた真奈美さん。「夫の才能を生かさないともったいない」とお店を出すことを決意し、kewのオープンに至ったそうです。
店名の由来は、イギリスにある王立植物園「キューガーデン」から。kew(キュー)の響きが好きで、ロンドンにいる時から使いたいと思っていたそうです。思わず口に出して言いたくなるような、とても親しみがわく名前ですよね!
ご自身が住む右京区から近い場所で、物件探しをしていた大木さんご夫婦。ピンとくる物件に出会わない状態が続くなか、ずっと「いいな」と思っていたこの商店街で再度物件を探したときに出会ったのが、今の物件だったんだとか。
「約5坪の広さで、天井が高く梁もある店内。大きな窓もあって、古屋の雰囲気もまとったこの物件がいいな」と思ったという真奈美さん。この物件からインスピレーションを受けるところからお店作りが始まっていき、たくさんあった自分たちの引き出しから、いろんなものをそぎ落としながら今のかたちが出来上がったんだとか。
一度食べたら忘れられない、イギリス仕込みの絶品スイーツ!
そんなkewの人気の秘密は、ご主人が作り上げる絶品スイーツ!どれも、ここでしか食べられない魅力が詰まったものばかりなんです。
こちらは、飴色のような色合いが食欲をそそるチーズケーキ!口に入れると、トロッととろけるほど柔らかい舌触りがたまらない一品です。
チーズケーキには、その季節の旬のフルーツが添えられます。私が訪れた時には、ちょうど良いものが手に入ったとのことで、ジューシーな桃でした!季節によって違ったフルーツを楽しめるのは、嬉しいですよね。
もう一つのオススメは、ぷっくりとした形がかわいいドーナツ!中には、はみ出すほどのカスタードがたっぷり。表面にまぶしてあるグラニュー糖も美味しさを引き立たせてくれます。この佇まい、良いですよね〜。
その他、チョコレートブラウニーやマドレーヌ、季節のシャーベットやアイスクリームなどもあるので、ぜひいろんな味を堪能してみてください。
そして、スイーツと一緒に楽しんで頂きたいのが、ハーブコーディアル。ハーブコーディアルとは、ハーブを煮詰めたエキスに甘味を加えたシロップ状のもので、ハーブの恵みがぎゅっと詰まったイギリス伝統の味だそう。いろんな種類がありますが、私はチックウィードという七草の1種「ハコベ」をセレクトしてみました。爽やかな味わいでスイーツとの相性もぴったりでしたよ。
こちらのミルクティーもおすすめ。大木さんがお店をオープンするにあたり、チーズケーキやドーナツと一緒に出したいと思っていた「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」を使用しています。アイルランドで200年以上も愛されている紅茶だそうで、茶葉の深い味わいがありながらも飲みやすく、とっても美味しかったです。
ドリンクにもこだわっているkew。様々なスイーツとドリンクの組み合わせを楽しめるので、何度も通いたくなってしまいます!
好きなものを信じて挑戦してきたお二人に、勇気をもらえるお店。
セント・ジョンで初めて食べたチーズケーキに衝撃を受けて、絶対にいつか作りたいという思いを持ち続けていた健太さんと、その才能をサポートする真奈美さん。
「自分たちの店があることがきっかけで、面白いイベントやお店が増えるきっかけになれば」とおっしゃるお二人。70歳、80歳になっても続けていきたいと笑顔でお話する様子が印象的でした。
かつて一生同じ職業であることが良しとされていた時代の名残もある日本。今は多様な働き方も増えてきましたが、新たなものにチャレンジすることはパワーがいることですよね。「自分が好きと思えるものに出会ったら、挑戦してもいいのでは?」というお話を聞き、すごくパワーをもらった私。みなさんも、お二人の作り出す空間にぜひ一度訪れてみてください。
Kew(キュー)
住所:京都市右京区竜安寺五反田町15
TEL:075-406-0763
営業時間:11時から18時(ラストオーダー17時半)
※売り切れ次第閉店
定休日:月曜日 ※その他不定休もあり。
カード:不可
https://www.kewkyoto.com/
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