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【最果ての地・知床の旅vol.2】夏のおすすめ観光スポットまとめ
北海道・知床の旅vol.2は、編集部が訪れた夏の知床おすすめ観光スポットをまとめてお届けします!今回はシオリからバトンを受け取り、編集部の森がお伝えします。
夏のおすすめですが、今の時期も楽しめるスポットばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!
まずはここ!世界自然遺産の知床五湖で自然と触れ合おう。
知床といえばはずせない観光スポットが知床五湖。世界自然遺産・知床国立公園にあり、知床連山を背景に原生林の中にたたずむ5つの神秘的な湖です。
海や森、山や湖などの美しい景色を一度に楽しめることから、自然豊かな世界自然遺産知床を象徴する景勝地としても知られています。
知床五湖を訪れて感じたのは、たくさんの方に知床の自然を楽しんでもらいたいという想いがあふれているということです。いくつかのコースが用意されており、設備やルールがしっかりと整備されているので、小さいお子さんからお年寄り、自然を気軽に楽しみたい方から本格的に楽しみたい方まで、みなさんが自然を満喫できるようになっています。
世界自然遺産を誰にでも楽しめるように!バリアフリー化を実現した高架木道コース。
知床五湖には大きく分けると「高架木道」と「地上遊歩道」という2つの歩き方があり、気軽に自然を楽しみたい!という方は、「高架木道」がおすすめです。
春〜冬までシーズンを通して無料開放されており、安全に散策できるコースです。
世界自然遺産を誰にでも楽しんでもらいたいという想いから、バリアフリー化を実現し、車椅子・ベビーカーを押す人でも安心して通行できます。
緑の上をひとつの道が架けられている姿は、とても素敵な景色でした。
高架木道には電気柵が張り巡らされているので、ヒグマが来ても安心です。
高架木道からの眺めは見渡す限りの自然景観!
山に海、
そして、運が良ければ、鹿を見ることもできます。
片道800メートルで知床五湖のうち一湖湖畔までつながっており、折り返して往復1.6キロのコースです。
一湖のみを見るルートにはなりますが、40分ほどで往復できるので、観光する時間の限られる人にもおすすめです。
ヒグマや鹿たちの住む原生の自然を散策。地上遊歩道コース。
地上遊歩道のコースは、訪れる時期によって散策条件は異なりますが、原生の自然を存分に楽しむことが出来ます。地上遊歩道の中にも2つのコースがあり、一湖から五湖まですべてを見ることができる全周3キロの大ループコースと、一湖と二湖のみを散策する全周1.6キロの小ループコースから、ご自身のお好みで選ぶことができます。
ガイドさんが「この場所では、ヒグマたちが暮らす自然界にお邪魔させてもらっている立場」と話すように、原生の森がそこには広がっていて、普段見ることのない本当の自然を楽しむことができる貴重な場所です。
自然景観や生物の多様性を維持しながら、私たちが自然散策をできるようにしっかりとしたルールや制度も整備されているので、安心して散策することができます。
私たちが訪れた時は、ヒグマ活動期のシーズンだったためガイドさんが案内してくれるツアーに参加することで散策が可能でした。ヒグマの出没状況によっては遊歩道が閉鎖されるので、WEBサイトや案内所でチェックしてくださいね。
ヒグマが植物を倒した後や
ヒグマの爪痕、
キツツキが虫を食べた跡まで見ることができました。
私たちは、こんなに近くで鹿に会うこともできましたよ。
いろんな自然と触れ合うことができるので、元気がある方は是非こちらコースにチャレンジしてもらいたいです。
知床自然センターで情報と限定商品をGETしよう!
知床の観光について聞きたい!知床のグッズが欲しい!という時は、知床自然センターへ。
ビジター向けに知床の自然について様々な情報提供をしているほか、双眼鏡や長靴などのレンタルサービスや、映画のような大型スクリーンで知床の自然を空から見ることもできます。そして今年の5月には、館内に「THE NORTH FACE/HELLY HANSEN知床店」もオープンしました。
知床財団や地元のネイチャーガイドと共同で、アウトドアイベントやツアーを定期的に開催し、知床の魅力を発信しています。
知床店でしか買えない、「知床トコさん」と「THE NORTH FACE」キッズのコラボレーション商品もあるんです。
SHIRETOKO Tシャツもかわいかったなぁ〜。
ちなみに、店舗に飾られている写真は、石川直樹さんの知床の写真です。こちらも忘れずにチェックしてくださいね。
札幌で人気のコーヒーショップ「BARISTART COFFEE」も併設しています。
お食事ができたり、
テイクアウト商品もあるので、自分たちのスタイルに合わせてご利用を。
大草原と大海原が見たいなら「フレペの滝」
知床自然センターから片道約20分(約1km)の遊歩道歩いて見にいくことができるのが、「フレペの滝」です。
フレペの滝は、川と繋がっておらず、知床連山に降った雪と雨が地下に浸透し、垂直に切り立った約100mの断崖の割れ目から流れ落ちている、珍しい滝です。直接海に流れる滝としても珍しいのだとか。年間を通して水量が少なく、しとしとと流れ落ちる様子から別名乙女の涙とも呼ばれています。
開拓時代の名残が残る木漏れ日の森の中を歩いて行くと、入り江の強風により木々の成長が妨げられた大草原へと出ます。まるでトンネルを抜けた後のように、景色がガラリと変わります!
滝までの道のりもとても気持ちが良く、最高の景色が広がります。
向こうの方に灯台も見えてきました。
岬には展望台が設置されており、滝の流れ落ちる広大なオホーツク海が目の前に臨めます。
見えますか?写真右から流れるしとしとの滝が、フレペの滝です。
ただただ美しいなぁ〜。と心が洗われる景色でした。
フレペの滝は、オールシーズン見にいくことができ、冬はこの海に一面流氷がやってきて、波の音もなく、静かな時が流れるそうです。そういわれると、冬も訪れたくなりますね。
フレペの滝からの帰り道ものどかで良い景色。
大草原と大海原、断崖や森など、さまざまな自然環境を見ることができるスポットです。
川全体が流れる温泉「カムイワッカの湯の滝」
この先に目的地があるのかなぁ…というくらいの細い森道の先にあるのが「カムイワッカの湯の滝」。流れ落ちるお湯の川で、川全体があったかいんです!お湯の川っておもしろいですよね〜。例年6月初旬から11月初旬にだけ行くことができる、秘湯です。
透明度があって、綺麗な水です。「滝」と呼ばれるだけあって、ちょっと急なポイントもあり、立ち入り禁止なのかなあと思いきや、入れるんですね〜。
夏は小さい子が水遊びしに来るそうです。自然の中の天然温泉での水遊び、羨ましいです。
滝の上部は落石の恐れがあるため、立ち入り禁止区域になっていますが、途中までは登ることができます。入浴するほどの熱いお湯ではありませんが、上に行くほどほんの少し熱くなります。(30度くらい)
流れが急な箇所もあるので、かかと固定のサンダルがおすすめ。携帯の電波も繋がらない秘湯なので、安全第一で!私もちょっとビビってしまって、途中で断念してしまいましたが、とても綺麗であたたかくて、気持ちが良かったです。
住所:北海道斜里郡斜里町大字遠音別村
https://www.shiretoko.asia/kamuiwakka.html
※強酸性のお湯なので、入った後に洗う真水を持っていくといいですよ!肌の弱い方はお気をつけください。
名前もかわいい眺めの良いスポット「見晴橋」
ウトロの町から知床自然センターへ向かう途中にある「見晴橋」というかわいい名前のスポット。橋といっても道の途中にある上り坂なので見落としてしまいそうですが、道の脇に車を止める場所があります。見晴橋の先にプユニ岬という岬があるそうですが、そこまでは道が続いていないので、ここが絶景と夕陽の名所になっています。
この日は、まだ少し夕日には早かったのですが、太陽の光がキラキラと輝く海と水平線とウトロの町並みを望むことができました。
冬はオホーツク海でも最初の頃に流氷を見ることができるポイントなんだそうです!
おいしい水が汲める「来運神社」
知床に行くなら、斜里町で寄っていただきたいスポットも二つご紹介します。
こちらは運気がアップしそうな名前の神社「来運(らいうん)神社」。
緑がとても美しく、ものすごく神聖な気持ちになれる神社です。
そしてこの神社には、湧水が大量に流れており、飲み放題、汲み放題なんです。
冷たくておいしい水なので、地元の方はこのお水を生活用水として利用している人も多いんだそうです。このお水でお米を炊くとおいしいんですって〜。
知床観光の前に立ち寄って、ボトルに水を汲んで行くといいですよ!
住所:北海道斜里郡斜里町字来運117
絶対食べて欲しい!最強においしいじゃが芋料理「ボンズホーム」
無化学農薬・無化学肥料で栽培されたじゃが芋を独自の手法で半年ほど寝かせて熟成させた「知床栗じゃが芋」を使った、グラタンや7日間煮込んだカレー、プリンを提供するボンズホーム。
熟成されることで、甘味が強くて味の濃いじゃが芋になっています。
グラタンは、大きなじゃが芋がゴロゴロと入っていて、ホックホクで甘くておいしいんです。正直、これまで食べたじゃが芋の中で一番おいしく、また食べに行きたいくらい、忘れられない味になってしまいました。笑。
こちらは看板メニューの手づくりの栗じゃが芋のプリン。写真だけだと伝えられないのですが、プリンだけどプリンじゃない!でもめちゃくちゃおいしい。こちらもここでしか味わえないプリンなので、知床旅の際はぜひ。
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ東217
今回旅したスポットをすべてご紹介しました。1泊2日でもこんなに充実した観光ができちゃうんです。「知床って遠そう…」って思わないで、もっと気軽に構えて、自然満喫の旅にみなさんも出かけてくださいね。
Vol.3では知床の宿をご紹介します。お楽しみに〜。
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