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これもこけし!?個性が光る手の平サイズの「こけし缶」

こんにちは。新潟在住キュレーターの渡辺まりこです。最近、日本の伝統工芸品に関心が湧き、特にこけしに興味津津。「気になってはいるけど、家に置くには敷居が高そう……」と同じように感じている方も多いのでは?そんな方にぴったりのこけしを発見!東北の新定番のお土産としても人気の「こけし缶」をご紹介します。
缶の中に詰められた遊び心あふれるこけし
工人(作家)が一つ一つ手作りする高さ5cmほどの伝統こけしを、缶に詰めた「こけし缶」。クッション材としてこけしを作る時に出る「木くず」が詰められ、木の香りがする作業場の雰囲気も楽しんでほしという演出も施されています。
商品名が工人の名前というのが印象的。なかでも個性的な7体をご紹介します。
鎌田孝志 三八型 弥治郎系
平らな頭が特長のこけし。のほほんとした上目使いの可愛らしい表情がたまりません。鮮やかな着物の色も目を引きます。
髙田稔雄 弥治郎系
伝統こけしの「本人型」と呼ばれる型をベースにした、幼い女の子のような一体。二本に結った髪の毛がキュートです。
小笠原義雄 遠刈田系
黒のオカッパ頭と哀愁をおびた表情が印象的。胴には代表的な文様「重ね菊」が描かれています。
鈴木敬 新工人応援缶
シンプルタッチの哀愁漂う表情で、眺めているだけで癒されそう。胴部は伝統的な「梅文様」をアレンジしています。
我妻昇
えじこ(ワラで浅い桶の形に編んだもの)に入った子どもを模したこけし。伝統的な絵柄である枝梅が描かれ、どこか大人っぽい雰囲気です。
大沼秀顯 鳴子系
東北地方の方言で「座る」を意味する「ねまる」から、子供が座っている様子を表現した「ねまりこ」のこけし。物思いに耽る表情をしています。
志田菊宏 きのこなこけし
これもこけし!?と新発見の一体。きのこの頭に、胴部はピンク色のつくし。顔もどこか現代風で、独特の世界観が流れています。
お気に入りの一体は見つかりましたか?制作の都合上、購入できない場合もあるのでご注意を。他にも様々なバリエーションのこけしがあるので、ホームページでチェックしてみてくださいね。
https://www.shimanuki.co.jp/
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