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チョコレートを“茶筅で点てる”体験ができる「セゾン ド セツコ京都ショコラトリー」が誕生

こんにちは。haconiwaキュレーターのkumiです。 最近、お店独自のこだわりの味を追求する、チョコレートの専門店が増えていますよね。そんな中、京都にも町家をリノベーションし、日本の美しいSHIKI(四季/色/式)を表現する「セゾンド セツコ 京都ショコラトリー」が先日オープンしました。 ギフトショップに加え、茶筅でチョコレートを立てる体験ができるというカフェも併設し、2019年10月29日に正式オープンしたばかりの店内を、早速レポートしたいと思います!
昔の面影を上手く活かし、京町家をリノベーションした素敵な店舗。
セゾン ド セツコ京都ショコラトリーがあるのは、俵屋や柊家の旅館や鳩居堂など老舗のお店が点在する京都市役所前駅エリア。少し行けば、錦市場や鴨川もあり、観光するにはとても便利なところです。元々は京扇子のお店だったという京町家を、その名残を上手く残してリノベーションし、誕生しました。
「セゾン ド セツコ」ブランドを手がけるのは、1950年創業の高級ギフトチョコレートをはじめとした洋菓子・スイーツを製造・販売する株式会社メリーチョコレートカムパニー。バレンタインデーの火付け役ともなった会社で、フランスで今年25周年を迎える世界最大級のチョコレート展「サロン・デュ・ショコラ パリ2019」に、日本最多の19回目の出展をするなど、日本のチョコレート界のなかでも歴史ある企業です。
そんな老舗チョコレートが手がけるブランド「セゾン ド セツコ」が、チョコレートを通して表現するのは3つの「SHIKI」。折々に変わりゆく美しい「四季」、季節の自然にインスピレーションを受けた「色」彩、歳時のならわしに根差し脈々と息づく様「式」美。これらの「SHIKI」をイメージし、和の要素を大切にしながら創作されたスイーツは、どれも絶品なんです!
3つの「SHIKI」をチョコレートを通して表現する「セゾン ド セツコ」の世界観が詰まった店内!
店内は、セゾン ド セツコの世界観が詰まった、スタイリッシュだけど温かみのある落ち着いた空間が広がります。カフェの前にはショップがあり、様々な種類のチョコレートが並んでいました。
ショーケースを覗いてみると、花や鳥、季節の風物詩を日本人のショコラティエの感性で作り上げた、季節のショコラが。
ひとつひとつ手書きで描かれているので、表情がそれぞれ違うのも魅力です。京都限定のチョコレートもあり、四季に合わせてデザインが変わるので、1年を通じて楽しみが広がります。ぜひお気に入りのチョコレートを選んでみてください。
お茶を点てるように楽しむ新たなチョコレートを体験!
カフェでは、様々なメニューをゆっくりと楽しむことができます。こちらのお店でぜひ体験したいのは、砕いたチョコレートとミルクを茶筅で点て、オリジナルのショコラドリンクを作ることができる「茶筅ショコラ」。「ショコラ」と「抹茶」の二種類のフレーバーから選ぶことができますが、私はショコラをセレクトしてみました。
1杯目は、チョコレートを半分にして、ミルクをカップの3分の1ほど注ぐのがおすすめ。お茶を点てるように、ショコラを点てます。2杯目に、トッピングとして用意されたはちみつ・ラズベリー・胡椒の中から好みのものをトッピングし、それによって変化する味を楽しみます。チョコレートと胡椒は合うの?と思う方も多いと思いますが、それがなんと絶妙にマッチして、やみつきになるほどでした!
お茶って、敷居が高いイメージがあるのでなかなか茶筅を使う機会がないと思いますが、実際に体験してみると心が落ち着き、とってもリラックスできましたよ。
もう一つおすすめは、季節のフルーツや焼き菓子などを溶かしたガナッシュチョコレートにディップして頂く「ショコラフォンジュ」。ただ味わうだけでなく、体験として楽しめるメニューは、京都の思い出になりそうです。 その他にも、ショコラテリーヌや米粉ロールケーキなど、魅力的なメニューが盛りだくさん!ぜひチョコレートの新しい楽しみ方を体験してみてくださいね。
和紙デザイナー堀木エリ子氏監修の空間デザインも見逃せない!
カフェメニューだけでなく、こだわりの空間もお見逃しなく。空間デザインを監修しているのは、セゾン ド セツコのブランドアドバイザーを務める和紙デザイナー堀木エリ子氏。店内は、堀木さんの和紙インテリアを基調に装飾されています。
堀木さんがデザインされた照明。使う場所によって、和紙の表情が違うのも魅力ですね。
空間設計も、和紙デザイナーの堀木エリ子氏が手がけています。古き良き京都の町家の雰囲気を大切にした設計によって、坪庭の眺めからも京都らしさを感じられました。
リノベーションして作られているので、元々あったものを活かしているところにも注目。こちらは、茶室があったスペースだそうで、曲線の床柱も味があり、いい感じですよね。
2階には、堀木さんが制作された光の和紙テーブルが。扉も光が透けるように和紙を使ったデザインとなっているので、和紙の柔らかな風合いが空間全体を包み込み、落ち着いた雰囲気が印象的です。
外観の格子は、中から見ても京都らしさが残り、空間のアクセントになっています。各所に使われている照明も堀木さんがデザインされたもので、どれも素敵でした。
日本のSHIKIを表現するショコラトリー「セゾン ド セツコ」の世界観が詰め込まれたセゾンド セツコ 京都ショコラトリー。カフェでほっと一息してもよし、ちょっとした手土産を買ってもよし。旅のひとときに、ぜひ訪れてみてください。
セゾン ド セツコ京都ショコラトリー
住所:京都府京都市中京区麩屋町通三条上る下白山町292-1
営業時間:10:30~19:00(カフェ11:00~19:00)
Tel: 075-256-8180
定休日:不定休
アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前駅」徒歩約1分
WEB:https://www.setsuko.co.jp/setsuko/
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