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様々なクリエイターが集まる個性の集合体!ホテルのあり方を再定義する「DDD HOTEL」が日本橋馬喰町に誕生。
こんにちは、シオリです。
出張や、宿泊をリーズナブルにしたい旅などで、ビジネスホテルを良く利用するという方は多いのではないでしょうか?先日、これまでのビジネスホテルのイメージを変える、新しいホテルが、東京に誕生しました。
現代の都市生活を提案する “コレクティブ・ホテル”
近年、若手クリエイターやアーティストが集まり、素敵なカフェやショップなども増えている日本橋馬喰町に2019年11月15日(金)グランドオープンしたのが「DDD HOTEL」。もともと創業37年のビジネスホテルだった建物をフルリノベーションし、誕生しました。
こちらが、ホテルのエントランス。ゴールドの大きな扉が印象的です。
ホテルのコンセプトは、“Live and Let Live(自分も生き、他人も生かす)”。自立した個性を認め合い、違うまま共存する現代の都市生活で、めまぐるしく変化する日々の中で自分らしくあるための“再起動” を促す場所にしたい、という思いが込められています。
そんなホテルのあり方を再定義するべく作られたDDD HOTELは、様々なクリエイターが集まる個性の集合体(= コレクティブ)。アートギャラリー「PARCEL」、カフェ&バー「abno」、キッチン& シェフズ・コレクティブ「nôl」が併設され、それぞれ個性を放っているのです。
“本当に必要なものを、必要な分だけ、最高の品質で”という、ミニマル・ラグジュアリーな宿泊体験が叶うDDD HOTEL。ここからは、気になる館内を少しずつご紹介していきましょう。
ENTRANCE & LOBBY
空間設計を手がけたのは、ケース・リアルの二俣公一氏。時間によって様々な表情を見せる深いモスグリーンを基調に、シンプルでありながら上質な空間が作られています。
こちらのエントランスホールも、ビジネスホテルを再定義するというミッションに答えるため、ここには何が必要か?を一から考え、デザインされたそうです。一般的によく見かけるシャンデリアがない代わりにあるのは、シンプルな吹き抜けの空間。むしろ、贅沢に感じられます。
2階へ上がると、エントランスホールと吹き抜けでつながっていて、開放感ある空間に。
受付にはタッチパネルが用意されているので、よりスムーズにチェックインが可能。長いカウンターの奥へ進むと、カフェバーが待っています。
CAFE & BAR | abno
ホテルのロビーから続く、カフェ&バー「abno」。“Look at coffee in a different light” をテーマに掲げ、世界レベルのスペシャルティコーヒーを提供します。
デンマークのコーヒー文化を日本に紹介し、人気を博していた「P.N.B. Coffee」のオーナーバリスタ Peter Buhl 氏をはじめ、技術の高いバリスタが集うことにも注目。扱うコーヒー豆も、北欧デンマークのスペシャルティコーヒー業界の先駆者的存とも言えるデンマークの「Coffee Collective」、オーストラリア・シドニーにおけるサード・ウェーブ・コーヒーの先駆け的コーヒーロースター「SINGLE O」など、コーヒー好きにはたまらないラインナップになっていますよ。
ここまでにご紹介したロビーを始め、お部屋などもモスグリーンが使われていることが多いですが、このabnoで使われているのはシックなスモーキーピンクオレンジ。日本ではない、どこか海外のお店に訪れたような不思議な感覚を味わうことができました。
ROOM
気になるお部屋は、アーチ型の窓が特徴的。窓から差し込む光で、時間とともに表情を変える深いモスグリーンがお部屋全体を包んでいます。こちらは、ダブルベッドを2つ設置した「SUPERIOR TWIN ROOM」。
水回りは、コンパクトながら広々と感じられるシンプルなデザイン。洗面台が広く取られているのは、嬉しいポイントですよね!
こちらは、最も広いお部屋「SUITE ROOM」。デスク、ソファのスペースが十分に取られているので、ゆったりと滞在したい方にオススメです。ちなみに館内のソファなどの家具は、ほとんどこのホテルのために作ったものだそう。
2段ベッドが1台、シングルベッドが1台配置された、3人利用のお部屋「STANDARD TRIPLE ROOM」は、グループでコンパクトに泊まりたい方にオススメ。
そして、まさにDDD HOTELのエッセンスが体験できるのが、ダブルベッドが1台配置されたコンパクトなお部屋「MINIMAL DOUBLE ROOM」です。出張や旅の際に一人で過ごす時間も、こんな素敵なお部屋に泊まることで充実しそうですよね!
AMENITY
ちなみにアメニティは、“センシティブ・ケア” をコンセプトに、からだに触れるもの、取り込むものを厳選し、最高品質のものが用意されています。バスアメニティは、敏感肌でも安心して使えるセンシティブ・ケア・ブランド「Aid ( エイド)」のものを、なんと世界で初導入。
その他、 “プロの道具” としてクオリティを追求して作られた「Nobby by TESCOM」のNIS3000 プロフェショナル・プロテクトイオンヘアードライヤーや、世界各国のラグジュアリーホテルで採用されるフランスの老舗タオルブランド「Descamps (デキャン)」のタオルを採用し、こだわりのアイテムが揃っているんです。
ルームウェアも、“部屋” のような居心地を外に持ち出せる、ポータブルな空間としての衣服を提案するファッションデザインレーベル「HATRA」のデザイナー長見 佳祐氏が手がけたもの。
必要なものだけにこだわり、上質なものが用意された空間。とても素敵だと思いませんか?
KITCHEN & CHEF’ S COLLECTIVE | nôl
一般的にホテルにはレストランが併設されていますが、DDD HOTELにあるのは、これまでのレストランという形にとらわれない、新しい食を楽しめる場のかたちを提案するスペース。日本のフランス料理界としては最年少(当時29 歳)でミシュラン2 つ星を獲得した厚東 創氏がディレクターを務める、少数精鋭の料理人集団「nôl(ノル)」の実験的キッチン空間です。
厨房で作ってホールに料理を提供するという従来の形ではなく、フランス料理を軸に本物と革新の融合を追求するシェフやパティシエがフロアを自由に使い、フランス料理を学びながら、研究し、表現する場になるそう。
オープン前の内覧会で用意されたフィンガーフードも、美しい見た目にうっとりしたのはもちろん、一口の味の広がり方に感激するほど絶品でした!
これから、不定期に開催するディナーイベントのほか、ケータリングやフードアートなど、様々な活動をしていくというから、楽しみです……!
ART GALLERY | PARCEL
国内外を問わず、現代美術を軸に、様々なカルチャーや価値観を横断するプログラムを形成するアートギャラリー「PERCEL」も誕生しました!リノベーション前は立体駐車場だったという空間は、高い天井と階段が印象的な空間です。
プログラムディレクターにアート・コレクティブSIDECORE の高須 咲恵氏、ギャラリーディレクターに佐藤 拓氏を迎え、作家との密なコミュニケーションと綿密なリサーチに基づいた、同時代的な視点で「時代」「社会」「コンテクスト」に対する多角的な考察を試みる展示・イベントを開催していくんだとか。
現在開催しているのは、角田純氏の個展「A New Career In A New Town」。1980年代からデザイナー/ アートディレクターとしての活躍を広く知られている角田氏の新作絵画を中心に、様々な作品が並びます。
宿泊するホテルで、アートも楽しめるって素敵ですよね。特にアート好きなhaconiwa読者のみなさんにとっては、ポイント高いのではないでしょうか?宿泊しない方も楽しめる場所なので、新たな東京のアートスポットとしても注目したいですね。
これまでにない、新しいホテルを体感してみては?
深いモスグリーンを基調としたお部屋で、窓のブラインドから見える東京の街。いつも見えている風景と、なんだかちょっと違うような気がしました。泊まる場所によって、旅の過ごし方も変わってくるはず。
新しいホテルのかたちを体感しに、ぜひDDD HOTELに訪れてみてくださいね。
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1
電話番号:03-3668-0840
メール:info@dddhotel.jp
WEB:https://dddhotel.jp/
※GoogleMAPが入ります。
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