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週末読みたい本『東京のレトロ美術館』

週末読みたい本『東京のレトロ美術館』

こんにちは。haconiwa編集部のcococoです。
本日ご紹介するのは、美術館巡りが好きな方必見!趣のある美術館の魅力がたっぷり詰まった『東京のレトロ美術館』です。

東京にある33館のレトロな美術館をピックアップ!

『東京のレトロ美術館』は、東京都にあるレトロな美術館を、写真と分かりやすい説明で紹介している一冊です。東京には様々な美術館が点在していますが、この本には日本を代表する美術館から一度は訪れたい穴場の美術館まで、“レトロ”という視点で選ばれた全33館の美術館が載っているんです。

“レトロ美術館”といっても、ただ古いだけの美術館ではなく、100年の歴史を持つ美術館や、開館してまだ10年に満たない美術館まで幅広くセレクトされているのもポイント。美術品はもちろん、建築など隅々まで紹介されていて、美術館そのものの魅力がたっぷり味わえます。

元芸人のアートテラー・とに〜さんがレトロ美術館をガイドしてくれる!

東京のレトロ美術館
ここで、この本の著者に注目!とに〜さんは、元吉本興業のお笑い芸人で、現在は美術の世界を分かりやすく伝える「アートテラー」として活動している方。これまでに訪れたミュージアムはなんと1,500館以上!本書では、そんなとに〜さんが分かりやすくガイドしてくれるので、あまり美術館に行ったことない初心者から、美術館好きの上級者まで、どなたでも読みやすくなっているんです!

また、写真を担当しているのは青山裕企さん。『ソラリーマン』や『スクールガール・コンプレックス』、吉高由里子さんや生駒里奈さんの写真集なども手がけている方なんです。ポートレートに定評のある青山さんならではの、魅力的な写真にも注目です。

誰もが知る有名なところから、知るひとぞ知る穴場まで。

『東京のレトロ美術館』では、1つの美術館が4〜6ページに渡り紹介されています。表紙から順番に読み進めていっても良いし、その時の直感でランダムに読んでいっても面白いですよ。早速、中身を見てみましょう。
東京のレトロ美術館
こちらは、上野にある国立西洋美術館のページ。建築家のル・コルビュジエが建てた本館は、2016年に都内初となる世界文化遺産に登録されたそう。広々とした空間で、ゆったりと文化遺産を堪能できる、貴重な空間です。

東京のレトロ美術館
レトロなポイントが伝わる写真が散りばめられているので、それを眺めるだけでも楽しめます。「とに〜のここも見て!」というコラムにも注目!美術館ツウのとに〜さんならではのレアな情報が載っていて、面白いです。

東京のレトロ美術館
大きな美術館だけでなく、知るひとぞ知る魅力的な美術館も掲載されています。珍しい建築のこちらは、世田谷区にある福沢一郎記念館。もともと、自宅アトリエとして使われていた場所をそのまま記念館にしているそう。大きい絵画を描けるようにするために作られたという高い天井が印象的です。大きい窓から差し込む光を浴びながら、絵画を鑑賞するのは気持ちが良さそう!

東京のレトロ美術館
こちらの記念館には、当時福沢さんが使っていた机や画材がそのまま残されているんだとか。福沢さんが作品を生み出していた空間を、実際に行って感じてみたいですね。

東京のレトロ美術館
東京といっても、ビルが立ち並ぶような場所だけではありません。美しい庭園が広がるこちらは、青梅市にある玉堂美術館。都会の喧騒から離れた、多摩川のせせらぎが聞こえる自然豊かな美術館です。

東京のレトロ美術館
玉堂が10余年間、亡くなるまで過ごした場所がこの青梅市御岳だったそう。玉堂が愛した土地で、自然とそこに暮らす人々を描いた絵画を鑑賞することができます。雄大な自然に囲まれていて、プチ旅行気分を味わえちゃいます!

東京のレトロ美術館
このように、大きなところから小さなところまで、とに〜さんの視点でピックアップされた美術館の“レトロ”な魅力を楽しめる『東京のレトロ美術館』。いつもと違った視点で美術館を知ることができるはずです。この本を読んで、気になる美術館を見つけてみてくださいね!

東京のレトロ美術館

著者:とに〜(アートテラー)
価格:1600円(税抜)
仕様:A5版 176ページ オールカラー 並製
発売元:エスクナレッジ
ISBN987-4-7678-2698-1

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