こんにちは、haconiwa編集部の山北です。
暖かい春の陽気から、次第に梅雨へと変化していくこの季節。出先で突然雨が降ってきた際にビニール傘を手に取る方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなビニール傘をファッションアイテムとしてリサイクルする新しいブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」を本日はご紹介いたします。

廃棄されるビニール傘をリサイクル。その背景とは？

普段馴染み深いプラスチックは、実は日本での消費量がとても多いことをご存知でしょうか。中でもビニール傘は1年間で約8,000万本も廃棄されているそうです。ですがビニール傘は分解のしにくさからリサイクルが難しく、多くが埋め立て処理や焼却処分されている現実があります。

そこで、株式会社モンドデザインがクリエイターの齊藤 明希さんと共同開発して生まれたのがPLASTICITYのバッグたち。防水性や汚れに強いといったビニール傘本来の素材の良さを活かすため、粉砕などをせずそのままの状態のものを何層にも重ねてプレスをする独自の加工方法で作られています。使い捨てのイメージが強いビニール傘を、丈夫なバッグに変える事ができるだなんて素敵な取り組みですね。

独自の素材で生まれる、雨のような表情の「Glass rain」

PLASTICITYのバッグの表面には、キラキラとした縦縞の独特な質感があります。それは、廃棄されたビニール傘から独自のプレスを行う事で現れるテクスチャーで、窓ガラスに流れる雨のようなこの表情を、PLASTICITYでは「Glass rain」と呼んでいるそう。ビニール傘をそのままの状態でプレスしているからこそできる「Glass rain」の今までにない質感は、生活に新しい印象を与えてくれそうですね。

トートバッグやサコッシュなどの3アイテムをご紹介！

PLASTICITYのバッグは、トートバッグラージ・トートバッグスモール・サコッシュバッグの計3種類。どれもビニール傘をリサイクルして作られた「Glass rain」のシワ感が美しいデザインです。それではさっそく3つのバッグをひとつずつ見てみましょう。

●トートバッグラージ

こちらは大きな荷物もすっぽり入るトートバッグ ラージサイズ。両サイドにあるホックを止める事でワンサイズ小さなサイズに変化させる事が可能で、ハンドルは長めの設計になっているので肩掛けできる使いやすいデザインも魅力的です。容量もたっぷり入るので、汚れやすいキャンプなどのアウトドアシーンでもってこいな一品ですね。

●トートバッグスモール

トートバッグラージと比べて手軽なハンドサイズのトートバッグスモールは、特に普段使いしやすいアイテム。ラージと同じく両サイドにホックがあり大きさを変えられので、サブバッグとしてもぴったりです。どんな洋服にも馴染むクリアな素材なので、スマホやお財布をサッと入れてお出かけする際にも活躍してくれそうですね。

●サコッシュバッグ

PLASTICITYのサコッシュバッグは、なんと約50グラムという驚きの軽さ。斜めがけのコードには細いながらも耐久性の高い丸コードを採用していて、長さの調整も自由自在な使い勝手の良いバッグです。「Glass rain」の表情が映えるシンプルでユニセックスなデザインも素敵ですね。

ビニール傘のリサイクルであることを忘れてしまいそうな清潔感とスタイリッシュさのあるデザインはどれも魅力的ですね。そんなPLASTICITYのバッグは公式サイト内のオンラインショップで販売しています。

ちなみにこれらのバッグは全てPLASTICITY第一弾の発売ラインナップなので、今後の商品展開も楽しみです。気になる方は、PLASTICITYの公式ホームページやInstagramもぜひ覗いてみてくださいね！