LIFE 暮らしを楽しむグッドな情報

古民家の古き良き“蔵戸”をリフォームし、新たな空間に再利用。蔵戸専門店「松治郎商店」

古民家の古き良き“蔵戸”をリフォームし、新たな空間に再利用。蔵戸専門店「松治郎商店」

こんにちは。haconiwa編集部のcococoです。
本日は、古民家でよく使われている“蔵戸”を販売する「松治郎商店」を紹介します。

TOP画像: Feat.ビル ※シェアオフィスとして来年オープン予定

古民家の移築・解体を手がける「山翠舎」が新たに展開する、蔵戸だけにフォーカスを当てた流通・販売サービス

松治郎商店
古民家・古木の活用を事業の柱に掲げ、持続可能な社会づくりに取り組んできた「株式会社山翠舎」が、新たに蔵戸に特化した流通・販売サービス「松治郎商店」を立ち上げました。松治郎商店は、豊富な在庫を誇る蔵戸の販売と、ケヤキの新材を使ったオリジナル蔵戸のオーダーメイドを手掛けるサービスを展開しています。

上質な蔵戸を丁寧にリフォームし、新たなインテリアに

蔵戸とは、家財や商品などを安全に保管するための蔵に付けられた大きな扉のこと。優れた防火、防湿、防盗構造を持っていて、今では貴重な巨大ケヤキの一枚板が使われていることもあるんだとか。また、接着剤を使わず楔(くさび)だけで力強く接合されていたり、木材の反りや分離を防ぐための吸付き桟が加工されていたりと、希少価値が高く、かつての建具職人たちの高度な技術が息づいているのも魅力です。

松治郎商店
長年、古民家や蔵の移築・解体を手がけてきた山翠舎では、一枚一枚の蔵戸を丁寧に蔵から外し、磨き、保管されています。その数はなんと、100枚以上。松治郎商店の蔵戸は、すべて一度解体して細部まで磨き、金具も外して塗装し直してから、再び装着したもののみ扱っています。古き良き蔵戸の良さを損なわずに、長持ちするよう丁寧にリフォームされているんです。また、それぞれの納品先に合わせ、扉の幅や丈など、サイズの調整も行なっています。

保管されている蔵戸の中には貴重なものもあり、価値が正しく理解され、長く大切に使い続けてもらえたら…。という想いから立ち上げたのが、建具職人だった山翠舎の初代・山上松治郎の名を冠した「松治郎商店」なんです。現代の空間に蔵戸の新しい使い方を提案し、美しくアップデートする今までにないサービスですね。

無垢のケヤキ材を使った、オーダーメイドの蔵戸にも注目

松治郎商店
さらに、松治郎商店では、オーダーメイドの蔵戸や建具も手がけています。山翠舎が豊富な在庫を誇る無垢のケヤキ材を使い、伝統的なデザインはそのままに、「新たなケヤキ材で作った建具」に「かつての蔵戸から外した金具」を打ち付けることで、新たな生命力を吹き込みます。技術と伝統を守りつつ、時代に見合った松治郎商店オリジナルの建具でリフォームした、古き良き蔵戸の魅力を存分に感じてみてください。空間に落ち着きや重厚感をもたらす蔵戸は、独特の存在感から、インテリアの個性的なアクセントになりますよ。

210928_cococo_04
長野駅ビル 信州くらうど

「松治郎商店」の蔵戸は、こちらのWEBサイトから購入できます。「株式会社山翠舎」では、そのほかにも、解体した古民家から出た古材を販売する「K & Tt」や、オーダー家具の新しい楽しみ方を生み出みだすECサイト「Feat.order」など、新しい空間づくりへのサービスも行なっているそうなので、気になる方はこちらも合わせて見てみてくださいね。

松治郎商店
WEB:https://kura-do.com

NEWS 最新記事

EXHIBITION

いまオススメの展示・イベント

//*---- ▼ ここからSNS ----*// WEAR_ロゴ OMIYAGE CLIP H A C O N I W R E T S